今日は本当に嬉しい日です。あるマスコミの記事に掲載されたように『地下鉄9号線の一方的な料金値上げから始まった「マッコーリー韓国インフラ投融資会社VS朴元淳」の対決で朴市長が1次戦勝利』したのです。ソウル行政裁判所は今日、マッコーリーが主要株主であるソウル市メトロ9号線が提示した運賃値上げ差し戻し処分取り消し訴訟で「ソウル市の運賃値上げ差し戻し処分が適法である」と原告敗訴を言い渡したのです。
9号線側は去年4月14日「基本料金500ウォンを値上げする」と一方的な料金の値上げに関する案内文を掲示しました。皆さんも覚えていると思います。私はこのような一方的な措置は絶対受け入れられないと宣言しました。ソウル市の確固たる態度に9号線側は「9号線をご利用の皆様への謝罪文」を掲示して運賃の値上げを保留し、ソウル市との円満な交渉に努めることを明らかにしました。そう言いながら一方では運賃値上げ差し戻し処分取り消し訴訟を起こしたのです。これは実に矛盾した行動としか言えません。
しかしこの勝訴で終わったわけではありません。これからです。李明博(イ・ミュンバク)前市長の時に締結された最初の契約は、ソウル市に不利な内容ばかりなので、これを改めなければならないからです。現在9号線はマッコーリーが24.5%、現代ロテムが25%の持分を保有しています。この企業らが9号線を運営する主要株主であるのに、マッコーリーは9号線に対して劣後債を発行して330億ウォンを貸し出し、15%という高い利子を受け取って収益を出しています。これも誰もが知っている事実です。問題は「最小運営収入保障(MRG)」の条項にあります。この条項により、毎年赤字を補わなければならないのです。
ソウル市はすでに交渉を通じて地下鉄9号線の収入保障率を現行の8.9%から貸し出し金利水準の5%台まで下げるという方針を決め、さらに料金の決定権をソウル市に移転するなど事業の再構造化も推進していく予定です。事業の再構造化は地下鉄9号線を利用する市民に安定的かつ効率的なサービスを提供するとともに、ソウル市の財政負担を最大限軽減するものです。もし円満な交渉が不可能である場合は、ソウル市は次善の策を採るしかありません。市民の血税を底の抜けた甕に注ぐようなことはあってはなりません。