メインコンテンツに移動
  • ソウル市ニュースレター購読 刊行物
  • visiting seoul?
T T

希望日記

  • [朴元淳の希望日記179] ソウル市には本当にたくさんのマンションがあります。

  • 希望日記 SMG 1,516

     



        ソウル市には本当にたくさんのマンションがあります。マンションの都市、マンションの街と言っても過言ではありません。 ところが一部のマンションでは、管理費の執行において透明性が確保されていないと、住民から不満の声が上がっています。それで同市は、マンションの管理費の透明性と合理性が確保されたマンションを作ろうと民・官合同の「透明なマンションづくり推進団」を発足し、本格的な取り組みを開始しました。 この推進団は、行政2副市長を団長とした法律・会計・技術専門家(15人前後)及び市民団体関係者など計100人余りから構成されており、今後、管理費、長期修繕充当金、工事・用役、資格証明書不法貸出など4大分野に対して徹底した管理・点検を行います。

        推進団傘下には総括チーム、調査支援チーム、企画調整チーム、行政支援チーム、広報チーム、共同体造成チームなど6つのチームを置きます。推進団は主に、■共同住宅管理に対する市・区合同調査、■法令・制度の改善推進、■住民参画による共同体の回復運動などを展開します。

        ソウル市は市・区の合同調査を実施し、6月に調査する団地を選ぶ予定ですが、その方法は、詳細な内容を検討した上で決める予定です。まず民間専門家が参加する選定基準委員会を開き、■管理の不条理及び紛争・訴訟などの苦情が発生した団地、■自治区で監査を要請した団地などをリストアップし、その中から申告内容の信頼性及び集団・連続的な苦情の発生、市政の命令に応じないなど詳細な内容を検討します。調査を担当するチームは、市・区の住宅関連部署及び監査室の職員などの5人と法律・会計・技術などの分野別民間専門家4~5人から構成された10人1組のチームを計5チーム構成します。

        調査チームは、まず、事前に提出された資料を検討し、該当の団地に違法行為があるかどうかを調査します。その後本調査に取り掛かり、該当の団地を直接訪ねてマンションの管理責任者に各種帳簿や書類などの提出を求め、その内容を細かく調査します。公務員が帳簿などの資料の提出を要求し、民間専門家は諮問などでサポートする形で進めていきます。

        管理費・使用料・雑収入・長期修繕計画・長期修繕充当金など予算・会計の分野、住宅法令・国土部の指針・管理規約の遵守の可否など工事・用役の分野、管理費の内訳・議事録など情報公開の分野、登録条件の維持・法令教育の履行・資格証不法貸出など住宅管理の分野など4つの分野を重点的に管理・点検します。

        同市はこの時、住民の共感度を高めて支持を得るため、現地の調査に並行して腐敗申告センター機能も遂行して住民の申告を受け付ける計画です。調査の結果、行政処分の対象になる事項は、自治区に通知して処分し、刑事処分の対象になる事項は、警察・検察に捜査を依頼する予定です。また管理の不条理の再発を防ぐため、法令の改善など制度改善方案を模索する「制度改善T/Fチーム」も新設します。またマンションの管理において透明性が確保され、適正に管理されている模範事例も積極的に発掘して他のマンション団地に伝達・拡散する予定です。

        一方同市では15日、常設機構である「マンション不条理申告センター」(02-2133-1218)の運営を開始しました。このセンターで受け付けた事項は、内容や立証書類などが提出され次第、現地調査または自治区移管など、状況に合わせて適切に処理されます。同市は今後、共同住宅に関するワイロなどの腐敗の申告・調査・相談・教育・コンサルティングなどの機能及び階層間の騒音問題などを総合的に取り扱う「共同住宅管理支援センター」も新設する予定です。

        推進団による調査活動は、不条理なマンションを探し出して処罰することが目的ではなく、マンションの管理の透明性を高めてマンション共同体を回復することを目的としています。これからも同市は、共同住宅問題を根本的に解決するため、不条理・葛藤の原因の解消など制度の改善に注力していきます。幸せなマンション共同体を作るため、管理費の透明化、「透明なマンションづくり」に市民の皆さんの深い関心とご協力をお願い申し上げます。
北村、 このように変わります北村は住居地域です観光客の立入制限