皆さん、喜んでください。
先日5月14日、ソウル市が提出した4つの政策が、国連公共サービス賞のうち大賞と優秀賞に選ばれたと、国連から伝達がありました。
ソウル市民福祉基準(市民参加促進分野)が大賞を受賞、その他エコマイレージ制度(市民参加促進分野)、一人暮らし女性総合支援政策(性認知政策分野)、反腐敗清廉建設行政システム(腐敗防止分野)が優秀賞を受賞したと言うのです。
国連公共サービス賞(UNPSA、UN Public Service Awards)とは、公共サービスに関し最高の権威を持つ国際表彰で、2003年に同賞が創設されて以来、毎年国内・外の数多くの公共サービス機関が参加してきました。国連は2003年6月23日を「国連公共サービスの日」に定めました。その後毎年、世界中の各公共機関が出品した行政サービスまたは政策を対象に3回にわたる厳正な審査を行い、優良な政策事例に選ばれた機関に対して国連公共サービス賞を授与してきました。
今回、「市民参加促進分野」における大賞と優秀賞のすべてをソウル市が受賞することになったのです。「共に作るソウル、共に享受するソウル」をモットーに、重要な政策を決める際、市民の参加及び民・官の協力を継続して実践してきた結果、その努力が国連によって高く評価されて大変嬉しく思います。
「市民参加促進分野」で大賞を受賞した「ソウル市民福祉基準」は、ソウル市が政策の基礎となる指針を162回の会議を経て市民と共に作ったものです。基本計画を立てる段階から市民・専門家・公務員から構成された民・官協力ガバナンス体制を構築し、162回の会議を行いました。そして「オンライン掲示板」、「1,000人の円卓会議」、「聴策ワークショップ」、市民パネル団の「ソウル福祉こだま団」など、従来の意見収集の方法とは画期的に差別化された参加型の体制で社会的合意を成したのです。
ソウル市は、国連公共サービス賞受賞式及びフォーラムに参加して、受賞事例を各国代表と共有する一方、国連で認められた市政策をマニュアル化して低開発都市に提供するなど、ソウル型政策モデルを拡散させ、世界中の都市の発展に貢献する予定です。いいものは共有する方がいいでしょう?これまで苦労してきたソウル市の職員の皆さんに心から感謝します。