ハンギョレ新聞のアン・チァンヒョン記者の記事をご紹介します。
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ソウル市が計画している「大都市の運営経験の輸出」に期待ができそうだ。北京は人口2,200万人の超大型都市であるが、大気汚染やごみ問題などが次第に深刻化しており、これに対する適切な解決策を見出せないでいる。
朴市長は、21日に王安順北京市長と面談し、「ソウル市・北京市間の友好交流・協力の強化に関する了解覚書(MOU)」を締結した。了解覚書を通じて「ソウル・北京統合委員会」を設置し、大気汚染及びごみ処理問題などを協力して解決していく組織的な枠を作ることにした。
この了解覚書締結に伴い、朴市長は、22日午前(現地時間)、中国北京市党委員会の接見室で郭金龍北京市党書記と面談し、次のように述べた。「経済成長の過程で、農村からの人口移動により、ソウル市は人口が1000万人に急増した。そのため、交通や生活の質の向上に関する問題で数多くの試行錯誤を繰り返さなければならず、その結果、現在は世界レベルの都市運営の経験を保持している。これらを互いに学び合いながら協力関係を築いていきたい」
この発言に対し、北京市長や北京オリンピック組織委執行主席などを歴任した有力者である郭書記は、「ソウル市と都市建設及び管理に関して交流できることを大変嬉しく思っている。ソウル市から学ぶ点は多いと思う」と答えた。
この面談の後、朴市長は記者たちに対し、「ソウル市は交通・上水道・地下鉄などにおいて世界最高レベルの都市運営ノウハウを保持している。今回の訪中を通じて、都市運営の経験を輸出する道が開けるだろう」と語った。
朴市長はソウル・北京姉妹友好都市提携20周年を記念し、21日から2泊3日の日程で北京を訪問している。