路地裏商圏(小規模商店街)の活性化のための取り組みにソウル市が率先して取り組みます。大型スーパーやSSM(企業型スーパーマーケット)の建設により経営不振に陥っている小規模自営業者の心強いパートナーとなるため、同市が総合対策を打ち出しました。
同市は17日、▴経営不振に陥った生計型自営業者及び伝統市場商人への特別支援、▴自営業者への協業事業の支援、▴中小規模スーパーの診断及び治療を施すスーパードクター支援、▴訪問型経営コンサルティングの支援などを内容とする「2013年小規模自営業者保護・育成計画」を発表しました。
同市は、まず経営不振に陥っている生計型自営業者と伝統市場商人に対する支援を拡大します。5人未満のソウル市所在のパン屋、美容院、飲食店など庶民密着型生計型自営業者の中から上・下半期に各100店舗、計200店舗を選定し、経営改善・業種転換教育に関するコンサルティング及びメントリングを無料で実施します。経営改善教育では、接客、サービスマインド、顧客管理、小商工人に対する資金支援及び保証制度、マーケティングなどに対する教育を実施します。そして教育を履修した業者には経営指導士・税理士・会計士・労務士など各分野のコンサルタントたちが経営上の問題点の発見・解決策・改善事項の点検という3段階に関してコンサルトします。教育及びコンサルトを受けた業者は、支援の手続き後、中小企業育成資金の支援を受けることができます。
さらに合計7社の協業者を選定して支援する自営業者協業化事業も進めます。これは経営不振に陥っている同地域同業種の自営業者らが協業体を構成し、ブランドの開発・原料の購入・マーケティングなどを共同で推進して自活力と競争力を育てるという事業です。選定された業者には、共同販売店・共同施設の利用、共同運営システムの構築、共同ブランドの開発(BI・CI・包装デザイン・キャラクターの開発)、共同購入・マーケティングなど協業事業に必要な費用の90%に相当する支援金を支援します。そしてソウル市が保有しているメディアなど各チャンネルを利用した広報もできます。同市はまた、地域のスーパーの経営改善をサポートする「スーパードクター」及び自営業者を訪問して経営上の悩みや相談を受ける「訪問型フィールドコンサルティング」も随時運営します。「スーパードクター」は、地域のスーパーを訪問して立地・商圏の分析、商品の構成・管理、売上げの管理、接客方法などに対する診断と治療を行います。また顧客吸引力及び入店顧客の購入率を高めるため、販売台の陳列方法や商品の構成をはじめ、清潔管理、POS(Point of sales)システムによる顧客管理など多角的な教育を行います。
小商工人はソウルの経済を牽引する力です。ソウル市は小商工人らがしっかり根付けるよう環境造成事業を継続して推進していくとともに、大・中小企業と共存できる経済環境の基盤を造成します。共に作り、共に享受する、そして共に幸せに暮らせる幸せ共同体ソウルの夢を実現していくため最善を尽くします。