とても嬉しいニュースです。
国際連合傘下の国際機構である「ITU (International Telecommunication Union)」が発刊する「技術動向報告書」に、ソウル市が世界を代表する「スマート都市」として紹介されたというニュースのことです。
この報告書では、スマート都市として、今後10年以内に未来都市を代表する最も人気のある都市発展モデルになる可能性が高い都市を予測し紹介しています。今回、その代表都市としてソウル市が選ばれたのです。
ITUは、電気通信業務の能率向上及び利用増大を図ろうと国際連合傘下の専門国際機構として1865年に設立されました。
ITU報告書はオン・オフラインで定期的に製作・発行され、全世界に送られています。今回の2月特集号は「スマート都市ソウル:事例研究」というタイトルで24ページにかけて書かれており、ITインフラはもちろん、開放・参加型行政サービスなどの事例が紹介されています。
例えば、ソウルの「公共無線インターネット(Wi-Fi)の構築及び無料開放」、地図と連携した市民苦情申告システムである「コミュニティマッピング(ソウルスマート苦情相談窓口)」「開かれた市政2.0 推進事業」「u-ソウル安全サービス」など約20の事業が紹介されました。
そこに私が書いた寄稿文も掲載されました。
私は「スマート都市は、人を中心としたコミュニケーションの都市であり、信頼をベースにした共有の都市である」こと、また「スマート都市は、広範囲な情報通信技術の発展という核心動力があってこそ可能なこと」であると主張しました。
特集号の全文は、ITU ホームページ(
http://www.itu.int/)に紹介されています。
これを踏み台として、ソウル市が保有している優れたスマートシステムを世界中に広報し輸出していきたいと思っています。
ソウルの都市運営経験を輸出するというのが、私の抱負でもありますから。
今回国際連合から賞賛されたことを機に、今後もモバイルを通じた良質な情報コミュニケーションサービスの提供、無料Wi-Fi地域の拡大、市民参加の強化、ビッグデータの活用基盤の造成など市民がスマート環境を思う存分享受し満足できるスマート都市ソウルを築いていきます。