「地域保育班長を募集します」
何の話かって?
ソウル市が、各地域の育児に関する各種サービスや情報を総合し、育児で苦労している母親たちの悩みを解消してくれる責任感のある「地域保育班長」を募集します。
この「地域保育班長」は、子供を預ける保育園探し、ダダをこねる子供の教育やオムツをはずす時期など子供の発育に伴う育児相談、地域内の子供連れで遊べる場所などのさまざまな情報を保有し、必要に応じて各機関に連携したり、相談にのったりする役割を持ちます。
また、地域社会内のさまざまな育児余地を収集して体系化する役割も並行して行います。
これで育児に対する親たちの悩みもずいぶん解消されるはずです。
結果がよければ、来年にはさらに拡大する予定です。
「地域保育班長」は、ソウル市が新しい公共雇用創出のために始めた「ソウル型ニューディール雇用政策」のひとつで、全国では初めての試みです。
同じソウル市に住んでいても、地域によって事情や保育環境が違うし、必要なサービスも違うわけですから、各地域ごとに保育専門家が必要だと考えました。それで新たな雇用機会を創出するとともに、各地域の福祉サービス問題も解決できる「地域保育班長」を選出することにしたのです。
「地域保育班長」は、1次施行地域として試験選定された17自治区を対象に、2~3の洞に1人ずつ専任配置します。主に在宅勤務をし、電話で育児に関する相談を受けて悩みを解決します。
勤務地は「地域保育班長」が住んでいる洞(地域)に優先的に配置されます。
「保育班長」の仕事は電話相談だけでなく、現場に出かけて遊び場、キッズカフェ、住民自治空間、おもちゃレンタル店、図書館、医療機関、有用なインターネットサイトなど、活用できる情報を常に収集します。
勤務期間は5月から12月までの8ヵ月間で、勤務時間は週5日、1日4時間です。
月給として約56万ウォン(四大保険本人負担金を含む)が支給される予定です。
志願資格は、保育教師3級、社会福祉士2級、幼稚園正教師2級以上の資格を所持している方で、満18歳以上のソウル市民なら誰でも志願できます。
地域保育班長及び志願の詳細については、ソウル市ホームページ、自治区別ホームページ、ソウル市保育ポータルサービスなどでも確認できます。
選出された「地域保育班長」は、まず1週間の養成教育を受け、その後40時間の現場実習を受けてから活動を始めます。
募集期間は4月10日から24日までです。
母親の心で、地域の子供達の保育に役に立ちたいとお考えの多くの方々のご参加をお待ちしています。
大勢の方々の関心と参加が「共に住むソウルづくり」の大きな原動力となることでしょう。