<青年創業センターを訪ねた朴市長>
ある日、ハン・マニルという若い男性から連絡がありました。その若者は、就活している青年たちに、面接の時に必要なスーツをレンタルする社会的企業を設立したが、スーツの寄付に協力してもらえるかと相談してきたのです。彼は、私が以前運営していた希望製作所のソーシャルデザイナー養成学校だったソーシャルデザイナースクールの卒業者でした。
実は、就活している青年たちがちゃんとしたスーツもないという現状に心を痛め、スーツをレンタルする店を設立すれば、彼らの役に立つはずだと考え、私が選挙中に着ていたスーツ3着を寄付したことがあります。これが「開かれたタンス」の始まりなのです。
今日、ハジャセンター対外協力チーム長兼青年ドリームセンター諮問委員のイム・キョンジン氏が、ある日刊紙に掲載した内容を読みました。
『新しい社会的企業を夢見る青年たちに、拠点となる空間が提供されたら、堅実かつ実質的な「青年サポーターハブ」が造成できる。ほとんどの地下鉄駅周辺には、化粧品店、コンビニ、カフェなど営利目的の店が立ち並んでいる。市民のための空間はまだまだ少ない。地下鉄駅の遊休空間、特に青年の流動人口の多い場所に共益的活動をする青年たちのための小さな空間を作るのはどうだろうか』
いい考えですね。実はソウル市はすでに、地下鉄や地下道にある店舗のうちの30%を公益を目的として設立された中小企業や社会的企業などが利用できるようにするという原則を立てました。
今後具体的な実行計画を立てて、このような空間が生じた時に公募する方式で青年や社会的企業家が、彼らの夢を実現できる空間として提供する予定です。ソウルはこれから皆さんと共に夢を実現する都市として生まれ変わることでしょう。