すでにツイッターでお知らせしてきましたが、ソウルメトロ労使が交渉の末に妥結し、ストライキは中止になりました。退勤の足をどうしようかと心配されていた市民の皆さん、もうご安心ください。ストライキが予定されていたソウル地下鉄1~4号線は、すべて通常運行されています。
組合員側の主張は、公務員と同様に定年を延長してほしいということでした。一方、会社側は、退職金累進制を廃止したいということでした。平均寿命は年々延びていますから、定年が延長されるのは良いことだと思います。しかし、ソウルメトロの立場から考えれば、赤字が増え続けている状況ですから、退職金累進制を廃止することで財政均衡を図ることができるわけです。
労使の考え方に差が大きかったのですが、この問題についてソウルモデル協議会で具体的な施行方法を論議し、2013年に施行することで合意し、破局を免れることができました。
公益的立場にあるソウルモデル協議会が、今後、この問題に対するすばらしい調整方案を提示してくれることを期待します。さまざまな努力によって、両者がともに満足できる方法を提示することができると私は確信しています。そして何より市民に迷惑をかけることを免れることができ、本当によかったと思います。今後もソウル市では、このような労使間の問題について穏やかな解決ができるよう最善を尽くします。