「代金クイック(quick)」ソウル市公正取引相生協定締結式
1. 「代金クイック(quick)」システムの導入
ソウル市は現在、さまざまな革新が進行中です。過去とは違った新しい変化が起こっているということです。市民の便益と公共の利益のため、さまざまな改革的政策が次々と打ち立てられています。今日は、ソウル市が慢性病として頭を痛めていた建設工事費の支払遅延事例を根絶する政策として「代金クイック(quick)」システムの取り入れについて紹介しようと思います。
私は今日、区長協議会の代表として、麻浦区庁長の朴弘燮(パク・ホンソプ)氏、国民銀行長、農協銀行長と共に「代金クイック(quick)」システム導入に関する業務協定(MOU)を締結しました。これはあらゆる下請代金を統合的に確認・管理するオンラインシステムです。ソウル市が工事代金を振り込んだ後、労務・装備・資材の代金に区分して管理し、承認内訳に合わせて自動振込みすることで代金支払を保障します。特にこのシステムを利用して管理すれば、「発注庁→元請施工者→下請施行者→建設労働者及び装備・資材業者」までの全段階において工事代金が適期に適正に支払われているかが確認できます。それで労動者や資材・装備納品業者などが、各自請負った仕事に対する代金を迅速に受け取ることができるし、ソウル市側も監督しやすくなるので、延滞賃料・滞払賃金がなくなります。
「代金クイック(quick)」システムを導入することで大・中小企業間の公正取引が確立され、企業と労働者が共に成長する共存共栄の文化も拡散するものと確信しています。
[市民に開放された地下鉄スクリーンドア]
2. ソウル市の広報媒体を市民に開放
「小商工人たちにとって夢であった地下鉄・バス広報が現実になりました」。ソウル市の地下鉄や販売店(キオスク)などの広報媒体に広告が掲載され、小商工人及び民間団体などに大変喜ばれています。
「ソウル市民の希望の広報素材公募」には、市民からの213件の応募があり、市民公益広告審議委員会の審議の結果、12の中小零細企業及び28の非営利民間団体が選ばれました。その40の企業及び団体は20組ずつ1次と2次に分けられ、それぞれ3カ月間広告が掲載されます。
今回開放される媒体は、報道上に設置された販売店、市内バスのシェルター、地下鉄の電動車内の端、ドアの上部のステッカー、額縁型、掲示板、ワイドカラー、スクリーンドア、スクリーンドアのフレーム、地下鉄の映像広告など10種類。今後企業及び団体は、この媒体のうち2~3種類を活用して広告を掲載します。
今回実施した広報媒体の市民開放は、広告を掲載したくても多額の費用がかかるため手が出なかった零細企業たちにとっては売上アップ効果を支援し、劣悪な状況でも社会的弱者のために最善を尽くしている非営利民間団体に対しては積極的な広報空間を支援するために用意されましたなど。
いい政策でしょう?