9月23日日曜日、光化門(クァンファムン)広場は「車のない街」のイベントで一日中賑やかでした。
早朝から生活自転車大会を皮切りに、フリーマーケット、エコ体験イベント、公演、展示は午後遅くまで続きました。私も午前中は自転車に乗り、午後2時半から約一時間見物しましたが、初秋の光化門広場が人々で彩られました。
光化門広場は今まで、「巨大な中央分離帯」とか、「最悪の建築物」など悪評を買いました。昔は光化門広場を通る人々に大変な憩いの場となった銀杏の並木は消えてしまい、殺風景なコンクリートが市民の心を塞ぎこませました。
しかし、その日はいつものトラフィックジャムではなく、家族連れで楽しむ市民の姿で光化門広場は新しい風景となりました。広場は最初から当然そうであるべきでしたが、ようやく市民の手に戻ったのです。
これからは交通に大きな影響を及ぼさない範囲内で、週末にはこのようなイベントを頻繁に行うつもりです。近年、世界では都心の主体は車ではなく人間だという認識が広まりつつあります。ニューヨークのタイムズスクエアからは車が消え、露店が並び、人々が集まって遊ぶ空間になっています。オスロ市庁舎の前の多車線道路は車が通行できない歩行者天国となりました。ソウルだって、ソウル市民だってこの時流に乗れない理由はありません。自転車と歩行―最もエコであり、人間的な交通のビジョンが我々の前に広がっています。次第に段階を踏み、市民の理解と協力を得て、ソウルもこのような時流に乗って行きます。