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希望日記

  • [朴元淳の市政日記21]自転車とタクシーに乗ってきたヒーロー

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        皆さんはどのようなタイプのヒーローが好きですか。ワンダーウーマン?スーパーマン?若しくはこの頃人気のアイアンマンですか。今日、私はソウル市の本物のヒーローをご紹介します。タクシーに乗ってきたヒーローと自転車に乗ってきたヒーローです。タクシーに乗ってきたヒーローは今年67才のソン・ボックァンさん。タクシーを運転して42年になるベテラン運転手さんです。毎日通る人の目にも留まらない間違った標識を見つけては知らせてくれるヒーローです。1980年からこのような活動を続けています。今まで数百件も見つけたそうです。この活動はシンプルな疑問から始まりました。「ソウルでタクシー運転をしている私がこれほど迷ってしまうのだから、他の人は言うまでもないだろう」という疑問です。自分が感じる疑問を発展させ、人々の不便を考え、社会のために行動する、ヒーローはこのようにして生まれたのですね。皆さん、ソンさんに拍手を。パチパチ。

        次は自転車に乗ってきたヒーローです。今年24才のイ・ミンホさん。「矢印青年」としてかなり知られていますよね。「朴元淳のソウルストーリー」という放送の時に実際お目にかかりましたが、格好いい男性ですよ。彼の活動は昨年の11月から始まりました。

        バス停にある路線図には停車場名は書かれていますが、どこを出発してどこへと向かうのか、その方向は印されていないので、利用者が混同するだろうとイ・ミンホさんは思ったそうです。イさんも自分が感じる問題から出発して人々の不便まで考えたのです。「他の人も不便を感じるだろう」と思い、バスの進行方向を示す赤い矢印のシールを貼り出しました。彼はオンライン上で「矢印青年」というあだ名で話題になりました。自転車に乗って矢印を貼り、現在まで、約700のバス停に矢印を付けたそうです。

        ところでイさん、どうしましょうか。人気の高いソウルバスのアプリの開発者ユ・ジュワンさん(この方もまたヒーローです。前回「朴元淳のソウルストーリー」に出演してくれました。ソウル市はヒーローでいっぱいです)の話によると、ソウル市内のバス停は約3万ヶ所あるそうです。

        しかし、イさん、ご心配なく。ソウル市がいっしょにやります。実はこのようなことはソウル市がやるべきでした。抜かりなくやるべきでした。ソウル市の不手際で市民の皆さんにご不便をおかけしたのです。もちろん、3万ヶ所の矢印作業をお願いすることはしません。イさんの将来の夢はボランティア活動を多くする企業に就職することだそうです。このような格好いいヒーローを雇ってくれる企業はありませんか。

        市民の皆さん、ヒーローにあったらご声援、よろしくお願いします。そして隠れたヒーローもどんどん見つけてください。ヒーローはソウル市の宝物です。
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