朴ソウル市長、1200の都市・地方政府からなるイクレイの会長に
‒ 8日(水)気候環境分野における世界最大規模の都市・地方政府間協力機構「イクレイ」の会長を選出 ‒ 環境・生態に関する朴市長の哲学や都市の持続可能性の向上に向けた活動を高く評価 ‒ 今後3年間イクレイ理事会や世界執行委員会を主宰するほか国連関連会議などに出席 ‒ 朴市長、「気候変動対応に向け、世界都市や地方政府の役割を見出し、参加を促す」 □ 朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が、気候環境分野における世界最大規模の都市・地方政府間協力機構「イクレイ:持続可能性を目指す自治体協議会」の次期会長に選出された。 □ 今後3年間(2015年~2018年)、「イクレイ会長」の資格でイクレイ理事会、世界執行委員会などを主宰し、国連総会や国連気候変動枠組み条約締約国会議、主な政府間会議の高官級国際行事に参加するほか、都市・地方政府の持続可能な開発計画およびモデルを発掘するとともに、共同協力を調整するなどの職務を果たすことになる。 □ また、イクレイ代表として今日からソウルで開催されている「イクレイ:国際環境自治体協議会」の成果を、新気候体制(POST-2020)の発足が予想される12月のパリ締約国会議で報告し、世界各国と共有する役割を担う予定。○ イクレイは1990年に国連本部で開催された「持続可能な未来に向けた自治体世界会議」で発足し、これまで国連の公式オブザーバーとして国際社会で都市・地方政府の意見を代弁する役割を果たしてきた。
□ イクレイ世界本部側は、環境や生態系問題への朴市長の格別な関心や哲学、そして地方政府の持続可能性の向上に取り組んできた活動経歴を次期会長に選出された最も大きな理由として挙げた。特に、朴市長が2012年から気候変動に関する世界市長・首長協議会(WMCCC)の議長として活動し、その中で環境保護に向けた様々な努力や深い理解を見せたことを高く評価したと話した □ 朴市長はこの日、次期会長に選出されたことについて「過度な産業発展による弊害を是正し、地球環境の変化に迅速に対応するためには地域単位、都市・地方政府がより緊密に協力し、気候変動への対応に向けた準備を積極的に進めるべきだ」と感想を述べ、「今後3年間、世界都市と地方政府の参加を促し、新しい国際気候体制(Post-2020)の削減目標達成に貢献できるよう努力する」と話した。