先週、私はソウル市がなぜ「スタートライン」に注目するのかお話しました。
人の人生とは、追い求める価値と各自の能力、そして努力によって
目的地に到達する時間はそれぞれ違うでしょう。
しかし、マラソンもそうであるように、
少なくともスタートラインが同じであってこそ公正であるという考え、
これがソウル市の問題意識です。
今日ソウル市は、
また他のスタートラインを支援しようと思います。
人にとって家とは何でしょうか。
ひとつの生命が生まれて人生を出発する所、一日の生活を始める所、
愛し合う二人が結ばれ、新たな門出を迎える場所、それがまさに家です。
家は買うものですか、暮らす所ですか。
家はお金で買うものではなく、家族が一緒に愛情という絆につながれて暮らす所でなければなりません。
明日を夢見る所でなければなりません。
家は、だからこそスタートラインなのです。
しかしいつの頃からか、家は重荷になり、苦痛の元になりました。
首都圏の場合、家計所得の4分の1(24%)を住居費として出費しています。
愛し合う二人が結婚後に住む家を準備できなくて結婚を延ばし、
子供を生むことを延ばしています。
いつまでこのようなことを繰り返すのでしょうか。
これが、ソウル市が家に注目する理由です。
ソウル市が若者の出発を支援するとともに
新婚夫婦の門出も、住居支援政策を大幅に拡大して
支援しようと思います。
新婚夫婦の最大の悩みであり、負担である住居問題を
果敢に解決します。
ソウル市で結婚するカップルは1年に約5万組、
ソウル市は年間25,000戸を支援します。
自分で家が購入できるなどの経済力がある方たちを除けば、
事実上、支援を希望するすべての新婚夫婦に1戸の家を支援できるようになります。
安定した住居環境で子供を育てながら得られる幸せは、他の何ものとも比べることはできません。
それが夢ではなく、当然のことであり、現実となるよう、ソウル市が支援します。