- 新型コロナウイルスの予防キャンペーンの「社会的距離確保」を実践している市民のために、オンライン文化芸術プログラムを紹介
- ソウル市立交響楽団、「社会的距離の確保」の実践に向けて特別公演開催…オペラ・韓国伝統音楽など無観客公演をインターネットで生中継
- 美術館、博物館の展示解説映像を持続的に掲載…誰でも全てのコンテンツを無料で利用可能
ソウル市が、新型コロナウイルスの拡散により疲れた市民を慰めるオンライン文化芸術プログラムを紹介する。ソウル市立交響楽団、世宗(セジョン)文化会館、ソウル敦化門(トンファムン)国楽堂のオンライン音楽会からソウル市立美術館、敦(ト)義門(ニムン)博物館村のオンライン展示解説まで自宅で安全に公演や展示を楽しめる。オンライン文化芸術プログラムは、3月13日(金)からソウル市ホームページ(
news.seoul.go.kr/culture)で、一目で確認できる。
<「ソウル市立交響楽団」の品のあるクラシック公演をオンラインで生中継>
3月13日(金)、ソウル市立交響楽団は、新型コロナウイルスの拡散により平穏な日常を失った市民を慰めるため、オンライン音楽会を開催する。新型コロナウイルスの拡散防止に向けて尽力している防疫関係者、医療従事者などを応援し、「一丸となって危機を克服する私たちがこの時代の英雄」というメッセージを込め、「ベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』」を演奏する。リアルタイムで中継され、場所を問わず誰でも観覧できる。
<「世宗文化会館」、解説があるオペラ公演をオンラインで生中継>
現在、世宗文化会館もほとんどの公演をキャンセルまたは延期したが、無観客の公演をオンラインによる中継を企画・開催する。3月31日(火)、ソウル市オペラ団の「オペラトークトーク『ロッシーニ』」を始めとして、新型コロナウイルスの感染者数推移に応じて、4月までオンラインで無観客の公演の中継を継続する計画だ。公演のオンライン中継は、NAVER TVや世宗文化会館のYOUTUBE(@世宗文化会館)で観覧できる。当初、3月12日(木)~13日(金)に公演する予定だった「ソウル市舞踊団の『ノットNOT』」も4月18日にオンラインで視聴できる。
<「ソウル敦化門国楽堂」、国楽(韓国伝統音楽)の若手たちのトークコンサートをオンラインで生中継 >
ソウル敦化門国楽堂は、2月末から無観客公演のオンライン中継を行っている。3月19日(木)~29日(日)には、『ウンダン旅館音楽会』の7回公演を観客無しのオンライン生中継で披露する。国楽の若手たちが音楽とトークで繰り広げるトークコンサートを自宅で楽しんでみよう。公演は、NAVER V LIVEの「隅っこの部屋のクラシック」またはソウル敦化門国楽堂のFACEBOOK(@sdtt.or.kr)を通じてリアルタイムで観覧できる。
<文化施設別の展示開設、質疑応答などコミュニケーションする映像コンテンツを掲載>
公演だけでなく、美術館や博物館の展示もオンライン上で観覧できる。ソウル市立美術館、敦義門博物館村、 漢(ハン)城(ソン)百済(ペッチェ)博物館などはホームページやSNSを通じて展示解説の映像または実際に展示室で展示中の映像コンテンツを市民に提供する。ソウル市立美術館は、休館中に閉幕した『強迫²』の展示をキュレーターが直接紹介する映像から、SNSを通じて市民から質問を受けてキュレーターが美術館に対して気になっていた点を解消してくれる映像まで、色んな映像を通じて観客とコミュニケーションを図っている。
他にも、ソウル図書館のホームページには、約11,000点の電子書籍と約150点のオーディオブックなど約30,000点のデジタルコンテンツを無料提供している。ソウル文化財団のYOUTUBEでは、ドラマ「不滅の李舜臣(イスンシン)」の原作者、キム・タクファンの歴史小説『これほど孤高な演芸』をベースにして作られたウェブパンソリ『タルムン』の映像14編を鑑賞できる。
ソウル市は、オンラインで楽しめる文化芸術プログラムをソウル市ホームページで確認できるようにしており、文化本部SNS(FACEBOOK・INSTAGRAM)でも紹介している。また、各々のプログラムの詳細はそれぞれの機関・施設のホームページで確認できる。
ソウル市ホームページ(文化):
news.seoul.go.kr/culture
文化本部のFACEBOOK:
facebook.com/culture.seoul.go.kr
文化本部のINSTAGRAM:
www.instagram.com/seoulcity_culture
ソウル市のユ・ヨンシキ文化本部長は、「新型コロナウイルスの拡散により心身ともに疲れている市民に、オンライン文化芸術プログラムが心温まる安らぎとなることを願う。これからもソウル市は社会的距離の確保を実践するための『一時提示』キャンペーンに力を入れ、自宅で時間を過ごしている多くの方々が文化生活を楽しめるようオンライン講演などの拡大に向け努力する」と述べた。