韓国の感染病分類システム
等級 | 定義 | 種類 | ただし書き | 特徴 | |
通報 | 隔離 | ||||
1級 | 致命率が高かったり集団発生のリスクが大きく、高水準の隔離が必要な感染病 | エボラウイルス病、天然痘など | 疾病管理庁長が 保健福祉部長官と協議して指定可能 |
全数監視 | 陰圧隔離 |
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2級 | 隔離が必要な感染病 | 結核、水痘など | 隔離 | ||
3級 | 発生または流行した場合、24時間以内に通報しなければならない感染病 | 破傷風、B型肝炎など | – | ||
4級 | 第1級~第3級の感染病以外に標本監視活動が必要な感染病 | インフルエンザ、手足口病など | 疾病管理庁長が指定可能 | 標本監視 | – |
新型コロナ等級の調整経過
区分 | 2020年1月~ | 2022年4月~ | 2023年8月31日~ |
新型コロナ等級 | 第1級感染病 (新種感染病症候群) |
第2級感染病 (疾病管理庁長が指定) |
第4級感染病 (疾病管理庁長が指定) |
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4級感染病への切り替えと2段階切り替えによる主な変更事項
感染病等級の調整(2級→4級)
区分 | 変更前 | 感染病等級を調整した場合(2級→4級、8月31日) |
マスク | ▸病院級の医療機関と 入所型感染脆弱施設は義務着用 |
▸現行維持 |
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病床 | ▸指定病床を運営 | ▸現行維持 |
治療薬 | ▸無償供給 | ▸現行維持 |
予防接種 | ▸誰でも無料接種 | ▸現行維持 |
入院治療費 | ▸すべての入院患者を支援 | ▸重症患者に限り一部支援を維持 |
生活支援費 有給休暇費 |
▸中位所得100%以下の世帯 ▸従事者数30人未満の企業 |
▸支援終了 |
検査費用 | ▸優先順位に対するPCR国費支援 ▸医療機関に対するPCR・RAT健康保険公団支援 (有症状者) |
▸優先順位に対するPCR国費支援維持 * (保健所)60歳以上、感染脆弱施設の従事者、医療機関の入院患者と保護者など ▸経口治療薬処方群(外来PCR・RAT、入院PCR)、救急救命室・重患者室の在院患者(入院PCR・RAT) |
在宅/外来 | ▸ワンストップ診療機関の指定 ▸在宅治療を支援(医院の電話相談料など) |
▸ワンストップ診療機関の指定解除 ▸在宅治療支援終了 |
監視・統計 | ▸全数監視 | ▸陽性判定者を監視 |
対応システム | ▸中央事故収拾本部(福祉部)・中央防疫対策本部(疾病管理庁)・地域対策本部システム | ▸現行維持 |
危機レベル引き下げ(警戒→注意)
区分 | 現行(2級→4級、8月31日以降) | 危機レベルを引き下げた場合(警戒→注意) |
検査費用 | ▸優先順位に対するPCR無償支援 ▸経口治療薬処方群(外来PCR・RAT、入院PCR)、救急救命室・重患者室の在院患者(入院PCR・RAT) |
▸優先順位に対するPCR無償支援終了 ▸経口治療薬(外来PCR、入院PCR)、救急救命室・重患者室の在院患者(入院PCR・RAT) * 経口治療薬処方群に対する外来RAT健康保険公団支援終了 |
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診断・検査 | ▸選別診療所の運営 | ▸選別診療所の運営終了 |
対応システム | ▸中央事故収拾本部(福祉部)・中央防疫対策本部(疾病管理庁)・地域対策本部システム | ▸中央防疫対策本部(疾病管理庁)システム |