2040ソウル都市基本計画
デジタル大転換時代にふさわしい未来空間戦略「2040ソウル都市基本計画」は、ソウル市の最上位空間計画として今後20年の都市空間の未来像が込められており、ソウル市が推進する様々な計画の指針となっています。
ソウルの未来像: 「住みよい私のソウル、世界の中にある皆のソウル」
6大空間計画:
- ① 徒歩30分以内の「歩行日常圏」住居用途中心の日常空間の全面改編
- ② 「水辺中心空間」の再編…61本の河川潜在力活用
- ③ 中心地機能の強化…停滞した「3都心」に活力を与えて都市競争力を高める
- ④ 「用途地域制→ビヨンドゾーニング(Beyond Zoning)」全面改編、35階の高さ規定削除
- ⑤ 「地上鉄道の地下化」 都心の可用地不足問題を解消…新しい活力空間へ
- ⑥ 自動運転・UAMなど「未来交通インフラの拡充」 モビリティハブ構築
迅速統合企画
迅速統合企画とは?
整備計画の策定段階でソウル市が公共性と事業性のバランスがとれたガイドラインを提示して、整備事業の迅速かつ効率的な推進を支援する公共支援計画です。
- ① 迅速統合企画には整備計画と建築計画のガイドが含まれており、事業施行の認可まで手順を管理します
- ▶ 整備計画ガイドは、土地利用、密度、高さ、公共施設、建物配置、歩行ルートなど整備計画の争点事項に対する計画原則を提供します。
- ▶ 建築計画ガイドは、建築設計の原則と基本構想を提示して、後に建築設計者が守らなければならない設計指針を提示します。
- ▶ ガイドに合わせて迅速かつ一貫した事業を推進するよう管理します。
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- ② ソウル市-自治区-住民でワンチームを構成して迅速統合企画を推進します。
- ▶ 実務ワーキンググループは、ソウル市都市計画課、事業の主管部署、総括企画家、共同住宅設計専門家で構成され、企画案の直接作成を担当します。
- ▶ 諮問グループは、開発事業と関連する段階別の委員会による事前諮問で、都市、建築、交通、環境、歴史、文化、産業など多様な分野の専門家が参加します。
- ▶ 住民参加グループは、事業の主体として実務グループとの十分なコミュニケーションを通じて企画案を検討して意見を提示します。
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- ③ 迅速統合企画は3つのインセンティブを付与します。
- ▶ 地域の特性に合った密度、高さ、景観基準を適用して、需要に基づいた公共施設を確保できる開発方案を提示します。
- ▶ 関連委員会を統合して審議手順を簡素化し、整備計画と地区単位計画を同時に策定するなど、事業期間を大幅短縮させます。
- ▶ 独創的なデザイン設計を促して、周辺環境と調和する水辺中心の開かれた空間を志向します。