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経済/投資

ソウル、グローバル都市金融競争力10位…3年連続グローバル「TOP10」入り果たす

経済ニュース

2025/03/25 18

ソウル、グローバル都市金融競争力10位…3年連続グローバル「TOP10」入り果たす

3月20日(木)英国Z/YEN-中国CDI、世界主要都市の国際金融センター指数(GFCI)を発表 133都市中「フィンテック」分野において2年連続Top10を維持…デジタル金融都市としての競争力を示す ソウルフィンテックラボ運営の成果、ソウルフィンテックウィークの開催などデジタル金融の活性化に尽力した結果 世界主要都市133か国のうち、ソウルが国際金融競争力において十指に入った。これは、フランス・パリ(17位)と日本・東京(22位)よりも上位であり、2023年から3年連続Top10入りを果たした結果となる。 ソウル市は、世界主要都市の金融産業の競争力を測定・評価する指数「国際金融センター指数(Global Financial Centres Index・GFCI)」において、ソウルが総合ランキング10位を記録したことを発表した。英国のコンサルティンググループZ/Yen社は、世界主要都市の金融競争力を分析した「国際金融センター指数(GFCI) 37次レポート」を、韓国時間3月20日(木)午後6時(英国時間 午前9時)、オンライン*を通じて発表した。* GFCI 37次発表ウェビナー登録リンク:https://fsclub.zyen.com/events/all-events/launch-of-global-financial-centres-index-37/ Z/Yenグループと中国総合開発研究院(CDI)が共同主管して発表するGFCIは、人材資源、企業環境、金融産業の発展、インフラ、都市評判など5つの評価項目と世界中の金融機関従事者に対するオンラインアンケート調査結果を総合して算出される。 GFCI (Global Financial Centres Index)指数 定義:年2回(3月、9月)世界都市ごとに金融競争力を評価して順位付けする指数(2007年~) 主管:英国Z/Yen(ジイェン)、中国総合開発研究院(CDI)が共同主管(2016年~) 評価指数:5大評価項目(人材資源、企業環境、金融産業の発展、インフラ、都市評判)とオンライアンケート調査 ソウル市は今回行われた37次GFCIで、フランクフルト(11位)を追い抜き10位を記録し、世界主要都市のうちニューヨークとロンドンがそれぞれ1位と2位を獲得、香港(3位)とシンガポール(4位)がそれに続いた。 ソウルは、2019年には36位止まりだったが、2021年3月16位、2022年3月12位など徐々にランクアップし、2023年からは毎年10位入りを記録している。 特に、「フィンテック」分野では2年連続で10位を維持し、デジタル金融都市ソウルの競争力を示した。ソウル市は、今回のGFCIの結果に対して、ソウルフィンテックラボの運営を通じた入居企業の成果、ソウルフィンテックウィーク開催など、デジタル金融分野の活性化に向けて努力を重ね、急変するグローバルフィンテック産業のトレンドにタイムリーに対応してきた成果であると分析している。
「2024ソウルコン」、約6万人の来場・3.2億回閲覧を記録…コマースのコラボ引き出し「盛況」

経済ニュース

2025/03/11 440

「2024ソウルコン」、約6万人の来場・3.2億回閲覧を記録…コマースのコラボ引き出し「盛況」

世界52か国3,498組のインフルエンサーが5,590件以上のコンテンツで「魅力都市ソウル」をアピール ソウルコン・コマースマッチングで121億ウォン売上の成果、世界的なクリエイターエコノミーの場として定着 昨年末にソウルのトンデムン(東大門)デザインプラザ(DDP)で世界52か国3,498組のグローバルインフルエンサーが一堂に会した世界最大のインフルエンサーの祭典「2024ソウルコン(SEOULCon)」が盛況のうちに幕を閉じた。 ソウル経済振興院(SBA)は、「2024ソウルコン」が主催者推計で総来場者数6.1万人を記録し、盛況のうちに終了したと発表した。特に、国家哀悼期間(2024年12月29日~2025年1月4日)の指定により、市民が落ち着いた雰囲気の中で年末年始を過ごせるよう、当初の4日間から2日間に一部プログラムが短縮されたものの、「魅力都市ソウル」をアピールする5,590件以上のオンラインコンテンツが作られ、3.2億回以上の閲覧数を記録した。 ○ 会場で行われたアンケートでは、回答者の94%(3,519人中3,319人)がソウルコン開催に「満足」し、87%(3,519人中3,062人) が「2025ソウルコン」にもまた来たいと回答するなど、高い満足度を示した。 2024ソウルコンでは、インフルエンサーと企業間のコマースマッチングが活発に行われ、世界的なクリエイターエコノミーの可能性を広げた。DDPと近くのDDPファッションモールで行われた「グローバルインフルエンサー×企業ライブコマース」をはじめとする様々なコマースプログラムによって総額121億ウォンの売上を記録、インフルエンサー・企業間コラボの新たな可能性を示し、これにより中国・アリババグループのタオバオグローバルとライブコマースコラボを推進するという大きな成果を引き出した。 ソウルコンは、単なる売上創出にとどまらず、経済的な波及力でも頭角を現している。現在分析中の「2024ソウルコンの経済効果中間報告書」によると、コマースプログラムによる売上だけではなく、来場者の消費支出、インフルエンサーのコンテンツ拡散による広告効果などを含め、総額536億ウォンの開催効果が発生したと推定される。また、ソウルコンが創出した開催効果による経済波及効果は、生産誘発効果775億ウォン、付加価値誘発効果353億ウォン、所得誘発効果174億ウォンなどがあり、今後47万4千人のソウル訪問誘導効果があるという。 <「ソウルコン」、創造産業との連携により経済成長を牽引…ソウルのグローバル都市としての地位向上> ほかにも、2024ソウルコンはK-ビューティー、K-ファッション、eスポーツなどソウルを代表する創造産業とのシナジーを最大化し、ソウルのグローバル都市としての地位を高めた。「K-Beauty Boost」、「LCKアワード」、「ランウェイ・トゥー・ソウル」など12のプログラムが盛況のうちに行われ、今年1月末にはクリエイターが企画して楽しむ「クリエイタースタジアム」も成功裏に開催された。 12月29日(日)の「LCKアワード(LCK Awards)」では、年内にリーグ・オブ・レジェンド(LoL)のeスポーツ種目で最高の活躍を見せた選手とチームのための授賞式が行われた。「今年の選手」にはT1のFaker(イ・サンヒョク)が選ばれ、会場は約1,000人の関係者とファンが詰めかけて熱気であふれた。 ビューティー分野では、12月30日(月)に行われた「K-Beauty Boost(K-ビューティーブースト)」が注目を集めた。 Dr.ROSA、APOTHE、ongredientsをはじめとする16のK-ビューティーブランドが参加して体験ブースを運営し、1,300組のビューティーインフルエンサーにより自然な形でブランドを世界中にアピールした。カンファレンスでは、世界的なビューティーインフルエンサーのカサンドラ・バンクソン(Cassandra Bankson、SNSフォロワー数401万人)やビューティー・ウィズイン(Beauty Within、SNSフォロワー数500万人)、チャンネルプロデューサーのフェリシア・リー(Felicia Lee)が出席してK-ビューティーのトレンドについて議論した。 ファッション分野では、12月29日(日)にDDPショールームで国内中小ファッション企業を支援するための第2回ファッションショー「2024ランウェイ・トゥー・ソウル(RUNWAY TO SEOUL)」が行われた。オーストラリアのダンスインフルエンサーであるユニス・ワニ(Unice Wani、SNSフォロワー数1,058万人)、韓国のウェブドラマ俳優兼インフルエンサーのOnly Hyunwoo(SNSフォロワー数268万人)など、ソウルコン参加インフルエンサーが直接ランウェイモデルとなり、会場を訪れた観客のみならず、インターネットでもK-ファッションを世界に広めた。ブランドごとにHolyBang、I’AMなどダンスチームとのコラボでK-POPとK-カルチャーが融合した演出を披露し、H1-KEY、We Dem Boyz、DJ SURAなどセレブのステージで熱気あふれる盛り上がりを見せた。 SBAホールでは1月25日(土)、「2024ソウルコン・クリエイタースタジアム(STAR-DIUM)」が盛況のうちに開催された。もともと年末にDDPで行われる予定だったこのプログラムは、国家哀悼期間に伴い「2024ソウルコン」の一部プログラムがキャンセル・延期され、日程が変更されたものの、クリエイターの間で新しいビジネスインサイトを共有してコラボできる充実した交流の場となった。 ソウル経済振興院は、「ソウルコン」でインフルエンサーの発信するコンテンツによりソウルのヒップなライフスタイルや経済・社会・文化的価値を世界に広めようとしている。2025ソウルコンでは、2024ソウルコンについて会場で行った満足度調査の結果を反映させ、eスポーツ(18.1%)、インフルエンサー同士の交流(17.6%)、ファッション(17%)など、注目されている分野の影響力を強化する。そのために各分野の有名インフルエンサーを事前に確保してコマースマッチングの機会を拡大し、世界最大の1人メディア博覧会として「ソウルコン」が世界のクリエイターエコノミー市場をリードできるようにする方針だ。 ○ 「2025ソウルコン」は、2025年12月29日から2026年1月1日にかけてDDPを中心とした会場で開催され、アンケート結果をもとに一層充実したラインナップとプログラムが盛り込まれると期待される。 2024ソウルコン全般 ソウルコンで賑わうアートホール通路の様子 アートホール通路で行われたキャラクターコスプレチャレンジ インフルエンサー×企業ライブコマース ソウルコンでライブコマース配信中のイノニャン(フォロワー数860万人) ソウルコン「ソウルアワード&インフルエンサーコマースフェスタ」 ソウルコンでライブコマース配信中の搭搭(DADA、フォロワー数1,097万人) ソウルコンでライブコマース配信中のヘミンオンニ(フォロワー数132万人) 2024 LCKアワード 約1,000人が詰めかけた2024 LCKアワードの様子 グローバルマーケティング賞を授与するSBAのキム・ヒョヌ代表理事 K-Beauty Boost K-ビューティーブランド展示博覧会K-Beauty Boostの全景 K-Beauty Boostで化粧品を試している外国人 ランウェイ・トゥー・ソウル 国内中小ファッション企業のファッションショー「ランウェイ・トゥー・ソウル」 第2回ランウェイ・トゥー・ソウルでのランウェイの様子 クリエイタースタジアム...   Read more
「2025FWソウルファッションウィーク」、 商談の受注額で過去最高額を更新

経済ニュース

2025/03/06 671

「2025FWソウルファッションウィーク」、 商談の受注額で過去最高額を更新

2月5日~9日の5日間、DDPなどで「2025FWソウルファッションウィーク」開催…プログラムの質的充実を図る 受注展示会とショールームツアーという二つのトレードショー方式で運営…商談の受注額で過去最高額$671万を記録 2月5日(水)から9日(日)までの5日間、トンデムン(東大門)デザインプラザ(DDP)を中心に、ソンス(聖水)、ハンナム(漢南)、カンナム(江南)などアパレル業界におけるソウルの主な商圏で同時開催された「2025FWソウルファッションウィーク(以下、春季ファッションウィーク)」は、今年の秋冬をリードするファッショントレンドをいち早くキャッチしようとする多くの人で賑わった。 今回の春季ファッションウィークでは、25周年を迎え、▲ファッションフォーラムの初開催、▲ブランドマーケティングに最適化されたプレゼンテーション、▲二つの方式(受注展示会、ショールームツアー)によるセールスプログラムの実施など、コンテンツの多様化と質的充実を図った。 トレードショー-受注展示会とショールームツアーの二つの方式による商談で、受注額が過去最高額を更新 今年、25カ国から100人の外国人バイヤーがソウルファッションウィークを訪れた。商談の受注額は、21カ国から101人のバイヤーが訪れた昨シーズンの春(2024FW)の563万ドル(79億ウォン)を超え、過去最高額の671万ドル(94億ウォン)を記録した。 このような成果の裏には、「受注展示会」に参加するブランドの拡充に向け、「海外ファッション市場を攻略する潜在力の高いK-ファッションブランドを、できるだけ幅広く紹介しよう」というソウル市の戦略も一役買っている。 また、ソンス(聖水)、ハンナム(漢南)、カンナム(江南)からプクチョン(北村)、ホンデ(弘大)まで対象地域を拡大したショールームツアーを通じ、外国人バイヤーが都心のファッション商圏を訪問するように誘導し、より多くのK-ファッションブランドとの接触機会を作ることにも力を注いだ。 市は4月末まで、契約と受注につながるよう、ブランドとバイヤー間の緊密なフォローアップ会議を支援する方針だ。 「受注展示会の中に複数のショールームがあり、多くのブランドから選択できる点が良かった。今後、ソウルファッションウィークのトレードショーで、もっと素晴らしく多様なK-ファッションブランドに出会えることを期待している。」 <Lilian Kwok、クラブ21(シンガポール)バイヤーディレクター> ファッションショー-HANNAH SHIN(AI技術とウェアラブルロボティクスの融合) ファッションショー-ライ(エベレスト山頂の映像を表現) ファッションショー-ul:kin(故アンドレ・キムをAI技術で再現) ファッションショー-DUCKDIVE(パフォーマンスとの融合) プレゼンテーション-The Selects(高品質な映像を活用) プレゼンテーション-gaze de lin(現代舞踊の要素を加味) トレードショー-受注展示会 トレードショー-ショールームツアー
オ・セフン(呉世勲)市長「ソウルをグローバルAI革新都市に」… AI中心の産業育成で「スピードを上げる」

経済ニュース

2025/02/17 1,157

オ・セフン(呉世勲)市長「ソウルをグローバルAI革新都市に」… AI中心の産業育成で「スピードを上げる」

2月11日(火)「AI SEOUL 2025」でAI産業育成7大コア戦略発表 オ(呉)市長「あらゆる産業をAI中心に育成・再編…『グローバルAI 3大強国の中心、ソウル』に飛躍」 ソウル市が「グローバルAI革新先導都市」に飛躍するためのコア戦略を発表した。人材、インフラ、投資などAI産業育成に向けた中枢的な支援から先端産業との融合・複合化、AIの大衆化、行政革新にいたるまで同時に推進し、AI中心の産業再編に向けてあらゆる方面からスピードを上げて取り組むのが目標だ。 オ・セフン(呉世勲)ソウル市長は2月11日(火)、COEXグランドボールルームで開かれた「AI SEOUL 2025」カンファレンスに出席し、このような内容が盛り込まれた7大コア戦略を発表した。 現在、韓国は国別AIランキングで世界6位と評価(2024 Global AI Index(GAII))されているが、細かく見ていくと「開発」(3位)や「インフラ」(6位)などの項目では高く評価される一方、「人材」(13位)、「研究」(13位)、「ベンチャー投資」(12位)では低く評価され、オープンAIやディープシーク並みのAI技術開発ができるようにチームを立ち上げるなど、戦略的な支援が必要な状況だ。 そこで、オ(呉)市長は「あらゆる産業をAI中心に再編する」という政策基調で▲人材育成 ▲インフラ整備 ▲投資拡大 ▲産業間の融合・複合化 ▲グローバル化 ▲市民拡散 ▲行政革新などを「グローバルAI 3大強国の中心、ソウル」に飛躍するためのAI産業育成7大コア戦略課題として提示した。 <人材、インフラ、投資、産業の融合・複合化、グローバル化、市民拡散、行政革新の7大コア戦略を提示> まず、年間1万人(青年就業士官学校から4千人、大学から6千人)のAI人材を育成し、AI人材の需要に積極的に対応する。今年からAIなど理工系分野の修士課程奨学金制度(計6億ウォン、60人を支援)も新設して毎年拡大するなど、ソウル型人材発掘支援システムも強化する。 第二に、現在のAIハブ(延面積2万7千㎡)より規模を10倍拡大した「ソウルAIテックシティ」(延面積27万㎡)をヤンジェ(良才)AI革新地区に造成する。2028年の着工を目標に推進される「ソウルAIテックシティ」は、国内外の大学院や世界的な研究機関はもちろん、文化・住居空間まで備えた「職・住・楽」複合空間で、AI人材が創造的な研究に専念できる「ソウルの中のAI産業都市」になる計画だ。 第三に、今後2年間(2025~2026年)におけるAI産業への民間投資を引き出す呼び水投資として「AI」分野を先制的に新設して5千億ウォン規模で造成し、生成AIモデルの学習と推論に必要なグラフィック処理装置(GPU:Graphic Processing Unit)などのコンピューティングリソース提供を拡大することにより、AI企業のグローバル競争力を強化する。 第四に、AI技術は全産業の基盤となる技術であり、他産業との融合・複合化による普及が欠かせないため、ソウルの未来4大コア産業(AI、バイオ、ロボット、フィンテック)およびデザイン、ビューティー・ファッションなど戦略産業との融合・複合化により、AI中心の産業構造への再編をリードする。 第五に、グローバルビッグテック企業や海外有数の研究所と協力して国内AI企業の技術競争力を強化し、海外市場への進出を支援する。 第六に、AIで都市の日常を変える市民参加型イベントを定例化し、AIの大衆化をリードする。今年3月には市民が一緒に楽しむ「ソウルAIフェスタ」を開催し、最先端のAI技術を体験できるテクノロジーの祭典として昨年に引き続き10月にスマートライフウィーク(SLW)を開催する。 最後に、ソウルの市政全般にAI技術を取り入れた行政革新を推進し、都市競争力を強化する。市が保有する膨大な公共データを活用し、市民が望む形で加工・精製して提供できるAI専用データ提供プラットフォームを提供し、市政全般へのAI活用を支援するコントロールタワーとして、ソウルデジタル財団をソウルAI財団に改編する。 オ・セフン(呉世勲)市長は「韓国の首都ソウル市は、未来先端産業の焦点がAIに集まっている状況の中で、AI企業が果敢な投資と戦略を展開できるように準備すると同時に、人材も確保できる計画を今回のAIビジョンによって明確にした」とし、「あらゆる産業をAI中心にいち早く育成・再編するという戦略目標の下、名実ともに『グローバルAI 3大強国の中心、ソウル』に飛躍できるよう努力する」と述べた。 「AI SEOUL 2025」のリーフレット