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環境/エネルギー

2024年のソウル地域PM2.5(微小粒子状物質)濃度、観測史上最低を記録…「悪い」日数最低値

環境/エネルギーニュース

2025/01/14 574

2024年のソウル地域PM2.5(微小粒子状物質)濃度、観測史上最低を記録…「悪い」日数最低値

観測開始年比PM2.5「良好」日数が2倍以上に増加、「悪い」日数は約1/3減少 ソウルの全市内バスをCNGバスに切り替え、老朽化したディーゼル車の早期廃車・ディーゼル微粒子除去装置の装着など52万台 冬季のPM2.5季節管理制稼働、排出ガス5等級車両の運行制限など低減対策を実施 □ 2024年のソウル地域の大気質は、2008年の観測開始以来最も良好だったことが明らかになった。微小粒子状物質(PM2.5)の年平均濃度は、2008年26㎍/㎥に対して約32%減少した17.6㎍/㎥であり、PM2.5が「良好」だった日は176日と、2008年の86日と比べ2倍以上の増加を記録した。「悪い」段階を超えた日数は24日で、約1/3の減少を示した。 ※ 良好(0~15㎍/㎥)、普通(16~35㎍/㎥)、悪い(36~75㎍/㎥)、 非常に悪い(75㎍/㎥以上) □ ソウル市はまず、ソウル市内のディーゼル市内バスを圧縮天然ガスを燃料とするCNGバスに順次切り替え、2014年に全市内バスの「脱ディーゼル化」を実現した。 □ 2003年からは、排気ガス5等級ディーゼル車を早期廃車したりディーゼル微粒子除去装置(DPF)装着車両に補助金を支給する「老朽化ディーゼル車低公害事業」も実施している。現在までに、約52万台に対する措置が完了している。 □ 低公害措置が施されていない排気ガス5等級車両に対しては、グリーン交通地域の常時運行制限、PM2.5非常低減措置発令時にソウル全域運行制限を課す制度も施行中だ。 □ 同時に、2015年から一般ボイラーより窒素酸化物排出量が88%少ない家庭用エコボイラー約41万台、電気自動車・水素自動車11万台普及、建設機械電動化事業、事業所の大気汚染物質総量規制及び防止施設設置支援など、低減対策も引き続き推進している。 □ 特に、2019年12月から実施中の「PM2.5季節管理制」は、大きな役割を果たしている。「PM2.5季節管理制」期間中、低公害措置が施されていない全国排気ガス5等級車両は、平日午前6時から午後9時の間、ソウルを運行できない。運行が摘発された場合は、1日10万ウォンの過料が科される。(毎年12月~翌年3月) □ その他にも、東風の流れ込み増加など気象条件の改善、中国北東部地域の大気質が改善した点も、PM2.5濃度が低下した原因に挙げられる。 □ ソウル市は今後も、市民に澄んだソウルの空を体感してもらえるよう、自動車、家庭、事業所、工事現場など発生源別の大気質改善対策に継続して取り組んでいく計画だ。
ソウル市「自転車通勤キャンペーン」に10万人参加、地球18周と同等

環境/エネルギーニュース

2024/11/19 432

ソウル市「自転車通勤キャンペーン」に10万人参加、地球18周と同等

今年4月・9月に開催された「自転車通勤キャンペーン」で10万人が72㎞を走行 温室効果ガス9万7千㎏-CO2削減効果…韓国エネルギー公団が寄付基金つくり社会的弱者を支援 ソウル市は今年の4月と9月の2回にわたり実施した自転車通勤キャンペーン「2024エネルギー・チャリティライド」に合計102,489人が参加し、726,975㎞を走ったと発表した。このキャンペーンにより、松の木約23,587本を植えた効果に匹敵する温室効果ガス約97,415㎏-CO2が削減された。 今年シーズン1(4月29日~5月24日)とシーズン2(9月2日~10月11日)が行われた「エネルギー・ チャリティライド」は、利用者が通勤時間帯(午前5時~10時、午後5時~11時)にタルンイやGCOO(シェアモビリティ)を利用すると自動的に参加したことになるイベント。今年は昨年に比べて6倍以上の人(2023年17,074人→2024年102,489人)が参加した。 韓国エネルギー公団ソウル地域本部は今回のキャンペーンを通じて総走行距離に比例する寄付基金をつくり、「愛の実」と連携してエネルギー弱者や独居老人の支援に活用する。また、同公団は寄付を希望する市民と協力して追加寄付を募り、ともに寄付を行う計画だ。 ○ エネルギー弱者と独居老人への寄付を希望する場合のお問い合わせは、韓国エネルギー公団ソウル地域本部(☎+82-2-2071-3816)まで。 駐輪場のタルンイ
ソウル市、ハンガン(漢江)の自然性回復に注力…ハンガン(漢江)、都市生態系の宝庫に生まれ変わる

環境/エネルギーニュース

2024/09/26 591

ソウル市、ハンガン(漢江)の自然性回復に注力…ハンガン(漢江)、都市生態系の宝庫に生まれ変わる

ハンガン(漢江)ルネサンス(2007)に続いてグレートハンガン(漢江)(2023)を契機にハンガン(漢江)本来の自然性回復に努める ハンガン(漢江)、3か所を生態景観保全地域に指定、2007年比で樹木4倍・生息生物種28.2%増加 ハンガン(漢江)沿いの護岸、来年まで自然型に復元…生態公園5か所も環境特性に合わせて再整備 約20年前は灰色のコンクリートで覆われていたハンガン(漢江)岸が、「ハンガン(漢江)ルネサンス」以降の取り組みにより、自然性を取り戻したことが確認された。2024年現在、自然型護岸は約90%復元され、2007年と比較して樹木は4倍以上となり、ハンガン(漢江)に生息する生物種は30%近く増加したことが分かった。 ソウル市は、ハンガン(漢江)の自然性回復に向けた事業を集中的に推進し、昨年3月に発表した第二のハンガン(漢江)ルネサンス「グレートハンガン(漢江)プロジェクト」を契機に、ハンガン(漢江)生態系の自生力を飛躍的に高め、生物多様性の拡大に注力すると明らかにした。 市は、▴自然型護岸・ハンガン(漢江)の森を拡大して生態公園を再整備する「自然性回復」と▴ハンガン(漢江)の生態に対する市民の関心・共感を高めるための「自然型体験空間・プログラムの拡大」という2つの方向からアプローチし、自然と人が共存する自然にやさしいハンガン(漢江)を作っていく計画だ。 出典:ソウル研究院(2023)「第9回ハンガン(漢江)生態系調査研究」 また、市は5か所のハンガン(漢江)生態公園で市民が生物多様性の必要性について共感し、ハンガン(漢江)の自然を体験できる生態プログラムも年中運営している。 プログラムにはソウル市公共サービス予約サイト(韓国語)(yeyak.seoul.go.kr)から予約して参加できる。 – ハンガン(漢江)生態公園の状況(5か所/ 1,515,900㎡) – ハンガン(漢江)生態公園の状況(5か所/ 1,515,900㎡) 公園名 1. カンソ(江西)湿地生態公園 2. ナンジ(蘭芝)生態湿地園 3. ヨイド(汝矣島)セッカン生態公園 4. アムサ(岩寺)生態公園 5. コドク(高徳)水辺生態公園 所在地 カンソ(江西)区パンファドン(傍花洞) 25一帯 マポ(麻浦)区サンアムドン(上岩洞) 482-324 ヨンドゥンポ(永登浦)区ヨイドドン(汝矣島洞)4-9一帯 カンドン(江東)区アムサドン(岩寺洞) 660-1一帯 カンドン(江東)区コドクドン(高徳洞) 366-6一帯 面積(㎡) 370,000 57,600 758,000 162,000 168,300 主な施設 野鳥展望台 円形デッキ、観察デッキ、野鳥観察台 ヨイモッ(汝矣池)、生態池、観察マルギル ハンガン(漢江)展望デッキ 野鳥観察台、ハンガン(漢江)眺望台 造成年度(再造成) 2002年(2008年) 2010年 1997年(2010年) 2008年 2003年 備考...   Read more
「猛暑を避けて涼しく読書しましょう」…ソウル市、図書館訪問キャンペーンを展開

環境/エネルギーニュース

2024/07/05 977

「猛暑を避けて涼しく読書しましょう」…ソウル市、図書館訪問キャンペーンを展開

昨年に続き、7~8月に180か所のソウル市公共図書館が猛暑に備えて「図書館はクールだ」キャンペーンを実施 電気代を心配せず近くの図書館で誰でも涼むことができる…夜間開館の図書館で熱帯夜から解放 蒸し暑さが連日続く時期、暑さを忘れて知識を溜め込むことができる近くの公共図書館を訪れてみてはどうだろう。 ソウル市は、本格的な夏を迎え、ソウル図書館などソウル全域の180か所の公共図書館で「図書館はクールだ:電源をオフにして図書館へ!(Off to Library)」キャンペーンを7月から8月までの2か月間実施すると発表した。 今回のキャンペーンは、市民が近くの涼しい図書館で避暑を兼ねて読書を楽しみ、家庭のエネルギー消費を減らすことで気候危機に対応するという趣旨で企画された。ソウル市の関係者によると、本キャンペーンは昨年夏に初めて実施された結果、市民から大好評を受けて今年も推進することになったという。 – ソウル図書館ホームページ(韓国語):lib.seoul.go.kr – ソウル図書館のInstagram(韓国語):instagram.com/seoul_library 「図書館はクールだ」キャンペーンのポスター