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環境/エネルギー

ソウル市「自転車通勤キャンペーン」に10万人参加、地球18周と同等

環境/エネルギーニュース

2024/11/19 361

ソウル市「自転車通勤キャンペーン」に10万人参加、地球18周と同等

今年4月・9月に開催された「自転車通勤キャンペーン」で10万人が72㎞を走行 温室効果ガス9万7千㎏-CO2削減効果…韓国エネルギー公団が寄付基金つくり社会的弱者を支援 ソウル市は今年の4月と9月の2回にわたり実施した自転車通勤キャンペーン「2024エネルギー・チャリティライド」に合計102,489人が参加し、726,975㎞を走ったと発表した。このキャンペーンにより、松の木約23,587本を植えた効果に匹敵する温室効果ガス約97,415㎏-CO2が削減された。 今年シーズン1(4月29日~5月24日)とシーズン2(9月2日~10月11日)が行われた「エネルギー・ チャリティライド」は、利用者が通勤時間帯(午前5時~10時、午後5時~11時)にタルンイやGCOO(シェアモビリティ)を利用すると自動的に参加したことになるイベント。今年は昨年に比べて6倍以上の人(2023年17,074人→2024年102,489人)が参加した。 韓国エネルギー公団ソウル地域本部は今回のキャンペーンを通じて総走行距離に比例する寄付基金をつくり、「愛の実」と連携してエネルギー弱者や独居老人の支援に活用する。また、同公団は寄付を希望する市民と協力して追加寄付を募り、ともに寄付を行う計画だ。 ○ エネルギー弱者と独居老人への寄付を希望する場合のお問い合わせは、韓国エネルギー公団ソウル地域本部(☎+82-2-2071-3816)まで。 駐輪場のタルンイ
ソウル市、ハンガン(漢江)の自然性回復に注力…ハンガン(漢江)、都市生態系の宝庫に生まれ変わる

環境/エネルギーニュース

2024/09/26 468

ソウル市、ハンガン(漢江)の自然性回復に注力…ハンガン(漢江)、都市生態系の宝庫に生まれ変わる

ハンガン(漢江)ルネサンス(2007)に続いてグレートハンガン(漢江)(2023)を契機にハンガン(漢江)本来の自然性回復に努める ハンガン(漢江)、3か所を生態景観保全地域に指定、2007年比で樹木4倍・生息生物種28.2%増加 ハンガン(漢江)沿いの護岸、来年まで自然型に復元…生態公園5か所も環境特性に合わせて再整備 約20年前は灰色のコンクリートで覆われていたハンガン(漢江)岸が、「ハンガン(漢江)ルネサンス」以降の取り組みにより、自然性を取り戻したことが確認された。2024年現在、自然型護岸は約90%復元され、2007年と比較して樹木は4倍以上となり、ハンガン(漢江)に生息する生物種は30%近く増加したことが分かった。 ソウル市は、ハンガン(漢江)の自然性回復に向けた事業を集中的に推進し、昨年3月に発表した第二のハンガン(漢江)ルネサンス「グレートハンガン(漢江)プロジェクト」を契機に、ハンガン(漢江)生態系の自生力を飛躍的に高め、生物多様性の拡大に注力すると明らかにした。 市は、▴自然型護岸・ハンガン(漢江)の森を拡大して生態公園を再整備する「自然性回復」と▴ハンガン(漢江)の生態に対する市民の関心・共感を高めるための「自然型体験空間・プログラムの拡大」という2つの方向からアプローチし、自然と人が共存する自然にやさしいハンガン(漢江)を作っていく計画だ。 出典:ソウル研究院(2023)「第9回ハンガン(漢江)生態系調査研究」 また、市は5か所のハンガン(漢江)生態公園で市民が生物多様性の必要性について共感し、ハンガン(漢江)の自然を体験できる生態プログラムも年中運営している。 プログラムにはソウル市公共サービス予約サイト(韓国語)(yeyak.seoul.go.kr)から予約して参加できる。 – ハンガン(漢江)生態公園の状況(5か所/ 1,515,900㎡) – ハンガン(漢江)生態公園の状況(5か所/ 1,515,900㎡) 公園名 1. カンソ(江西)湿地生態公園 2. ナンジ(蘭芝)生態湿地園 3. ヨイド(汝矣島)セッカン生態公園 4. アムサ(岩寺)生態公園 5. コドク(高徳)水辺生態公園 所在地 カンソ(江西)区パンファドン(傍花洞) 25一帯 マポ(麻浦)区サンアムドン(上岩洞) 482-324 ヨンドゥンポ(永登浦)区ヨイドドン(汝矣島洞)4-9一帯 カンドン(江東)区アムサドン(岩寺洞) 660-1一帯 カンドン(江東)区コドクドン(高徳洞) 366-6一帯 面積(㎡) 370,000 57,600 758,000 162,000 168,300 主な施設 野鳥展望台 円形デッキ、観察デッキ、野鳥観察台 ヨイモッ(汝矣池)、生態池、観察マルギル ハンガン(漢江)展望デッキ 野鳥観察台、ハンガン(漢江)眺望台 造成年度(再造成) 2002年(2008年) 2010年 1997年(2010年) 2008年 2003年 備考...   Read more
「猛暑を避けて涼しく読書しましょう」…ソウル市、図書館訪問キャンペーンを展開

環境/エネルギーニュース

2024/07/05 912

「猛暑を避けて涼しく読書しましょう」…ソウル市、図書館訪問キャンペーンを展開

昨年に続き、7~8月に180か所のソウル市公共図書館が猛暑に備えて「図書館はクールだ」キャンペーンを実施 電気代を心配せず近くの図書館で誰でも涼むことができる…夜間開館の図書館で熱帯夜から解放 蒸し暑さが連日続く時期、暑さを忘れて知識を溜め込むことができる近くの公共図書館を訪れてみてはどうだろう。 ソウル市は、本格的な夏を迎え、ソウル図書館などソウル全域の180か所の公共図書館で「図書館はクールだ:電源をオフにして図書館へ!(Off to Library)」キャンペーンを7月から8月までの2か月間実施すると発表した。 今回のキャンペーンは、市民が近くの涼しい図書館で避暑を兼ねて読書を楽しみ、家庭のエネルギー消費を減らすことで気候危機に対応するという趣旨で企画された。ソウル市の関係者によると、本キャンペーンは昨年夏に初めて実施された結果、市民から大好評を受けて今年も推進することになったという。 – ソウル図書館ホームページ(韓国語):lib.seoul.go.kr – ソウル図書館のInstagram(韓国語):instagram.com/seoul_library 「図書館はクールだ」キャンペーンのポスター
ソウルの気温を市民と共に下げる…2033年までに「2005年比」温室効果ガス排出量を半減

環境/エネルギーニュース

2024/05/13 838

ソウルの気温を市民と共に下げる…2033年までに「2005年比」温室効果ガス排出量を半減

2033年までに2005年比で温室効果ガス排出量50%削減を目標…建物・交通の管理に集中 ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)の認証強化、建物に対する温室効果ガス総量制限を民間に拡大、老朽化した建物の効率化など建物の脱炭素化 バス、タクシー、配達用二輪車などのエコカー転換、老朽化した車両の運行制限など積極的な対策を実施 ソウル市は2033年までにソウル地域の温室効果ガス排出量を2005年比50%削減するという高い目標を発表した。温室効果ガス排出量で全体の3分の2を占める建物については、新築・使用中・老朽化など段階別に分けて認証強化・総量制限など各段階に適した管理を行い、公共交通機関や配達用二輪車のように走行距離が長い商用車はエコカーに転換する。さらに地熱・水熱・太陽光など多様な再生可能エネルギーを冷暖房に活用し、都市型エネルギーシステムを構築する計画だ。 ソウル市は「2050カーボンニュートラル・グリーン都市ソウル」の実現に向けて、建物や交通手段の温室効果ガス排出管理、都市空間に適したクリーンエネルギーへの転換などの内容を盛り込んだ「ソウル市カーボンニュートラル・グリーン成長基本計画」を発表した。 ‣温室効果ガス排出目標:2005年5,234万トン→2033年2,567万トン(2005年比50%削減) ソウル市のカーボンニュートラルの実現に向けた戦略は、①温室効果ガスの排出総量管理による建物の脱炭素化、②交通需要マネジメント及びエコカーの拡大、③地熱など都市空間に適したクリーンエネルギーへの転換、④カーボンニュートラル政策の策定~実践に対する市民主導の参加が中核となっている。 他にも二酸化炭素の吸収のための政策として、高架下や遊休空間などを活用してソウル市内の隅々まで公園や緑地を配置し、イノベーションにより温室効果ガスを削減できるように気候テックを持続的に発掘・支援するなどカーボンニュートラルに向けた多様な政策を実現する計画だ。