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交通

15分でパンギョ(板橋)~クァンファムン(光化門)を結ぶソウル型都心航空交通時代の幕開け…来年、ハンガン(漢江)でUAM実証実験

交通ニュース

2024/11/15 237

15分でパンギョ(板橋)~クァンファムン(光化門)を結ぶソウル型都心航空交通時代の幕開け…来年、ハンガン(漢江)でUAM実証実験

ソウル市、2040年UAMの都心~広域的な立体の交通網の完成を目指して2025年にヨイド(汝矣島)・ハンガン(漢江)上空で実証実験を実施 通行時間の短縮・物流市場の拡大など天文学的な数字の経済効果が期待…安定的な運航のための産学官連携を継続 来年からSF映画に登場するような、未来の最先端モビリティがソウルの上空を横断する姿を見ることになる。ソウル市が2030年、UAM(Urban Air Mobility)の商用化を目指し、2025年上半期にヨイド(汝矣島)とハンガン(漢江)を中心に本格的な実証実験に入る。 ソウル市は11月11日(月)~12日(火)、ソウル市庁で「UAM・ドローン・AI新技術協力カンファレンス」を開き、UAM路線など具体的なロードマップを盛り込んだ「ソウル型都市航空交通(S-UAM)の未来ビジョン」を発表した。 ソウル型都市航空交通(S-UAM)のメリット 豊かな都市の魅力: ハンガン(漢江)など魅力的な観光スポットを保有。ハンガン(漢江)・4大河川を結び、安全なUAMルートを確保。 世界的な医療インフラ: ヘリポートを保有する多数の上級病院を確保。高いアクセス性・医療スタッフなど高次元のサービス。 ヘリコプターの運航経験とインフラ: ドクターヘリの移送経験(200回以上)を保有しており、UAMの離着陸場として活用可能。 公共交通機関との連携: 網目のように張り巡らされた公共交通網と世界有数の乗換システム、最先端の公共交通機関の運営経験を保有。※ 地下鉄(11路線・337駅)、バス(378路線・6,608停留所) 市は▴UAM運航の安全性の確保、▴公共交通と連携した立体の3次元交通システムの構築、▴ビジネスモデルなど世界競争力の確保、▴環境にやさしく・持続可能な未来の交通をリードするという目標を掲げて「ソウル型都市航空交通(S-UAM)の未来ビジョン」を完成させていく方針だ。 市は2025年に実証試験を開始し、2040年にはUAMネットワークの完成を目標に掲げ、産学官連携によるエコシステムの構築に取り組んでいる。特に、ソウル市は今回のカンファレンスを皮切りに、陸軍と「ソウル型UAMの導入」の初期段階から空域の管理、緊急対応システムの支援など、安定的な運航に向けて協力を続けていく。
ソウル市、レッド・ドット・デザイン賞2年連続受賞の快挙…「新型地下鉄路線図」

交通ニュース

2024/11/06 414

ソウル市、レッド・ドット・デザイン賞2年連続受賞の快挙…「新型地下鉄路線図」

ブランド・コミュニケーション部門で「新型地下鉄路線図」選定…昨年ソウルドロップス(Soul Drops)ベンチなど受賞 高齢者・色覚異常の人など弱者への配慮、デザインなど多方面で「新型路線図」の素晴らしさが認められる ソウル市は、世界3大デザインアワードの一つである「レッド・ドット・デザイン賞(Red Dot Design Award)」のブランド・コミュニケーション部門で2年連続受賞した。昨年の「ソウルドロップス(Soul Drops)ベンチ」と「ソウルライトDDP」が受賞したのに続き、今年は誰でも見やすく読みやすい「新型ソウル地下鉄路線図」が受賞作に選ばれた。 今年、ブランド・コミュニケーション部門で受賞した「新型ソウル地下鉄路線図(以下、「新型路線図」)は、ソウル市が昨年40年ぶりに新たに開発した路線図で、高齢者・色覚異常の人など弱者への配慮とデザイン面での素晴らしさが国際的に認められた。 実際、昨年9月に「新型路線図」を開発し、内外国人を対象に実験した結果、駅を探すのにかかる時間が最大55%、乗り換え駅を探すのにかかる時間が最大69%程短縮される効果を確認した。外国人の場合、所要時間の減少幅が内国人に比べて約21.5%高い水準であることが分かった。 一方、新型路線図は、国内では文化体育観光部と韓国工芸・デザイン文化振興院が主管する「2024大韓民国公共デザイン大賞」で優秀事例部門「優秀賞」に選ばれた。 地下鉄路線図デザイン
公共交通機関の利用者9人に1人が「気候同行カード」使用、ソウル交通の決済手段における新たな潮流に

交通ニュース

2024/10/15 599

公共交通機関の利用者9人に1人が「気候同行カード」使用、ソウル交通の決済手段における新たな潮流に

7月から本事業がスタートした「気候同行カード」、ソウル公共交通機関の利用者のうち11.8%が使用(9月) 9月末までの累計チャージ件数503万件…「実物カード」のチャージ・使用が「モバイル」の約2倍 「短期利用券」の利用者も7月の1日4千人から9月には1万人を超え、利用言語は日>韓>英>中の順に多い ソウル市は「公共交通機関の利便性と定時性を体感し、車の利用を減らすため、サービスを持続的に拡大・改善する」と発表 今年初めにソウル市が発表した政策「気候同行カード」が実証事業を開始してから約3カ月で100万枚を販売するなど、大好評を博しており、ソウル交通の決済手段における新たな潮流を生み出している。 ソウル市は先月末までに気候同行カードのチャージ件数が累計503万件(2024年1月27日~9月30日)を超えたと発表した。 累積チャージ数(件)   <2月比「9月」の気候同行カード利用率6.3%増…「短期利用券」の利用言語は日>韓>英>中の順で多い> 公共交通機関で気候同行カードが占める割合が急速に増加している。ソウルの公共交通機関の利用者のうち5.5%(約23万人)が気候同行カードを利用した今年2月に比べ、9月には11.8%(約51万人)が利用していることが分かった。つまり、9人に1人が気候同行カードを利用していることになる。 区分 2024年2月 2024年3月 2024年4月 2024年5月 2024年6月 2024年7月 2024年8月 2024年9月 気候同行カードの利用者数 231,393 387,742 470,615 476,739 472,170 498,142 498,545 509,877 ソウル地域の利用者(気候同行カードの割合) 4,186,874(5.5%) 4,504,539(8.6%) 4,663,934(10.1%) 4,589,635(10.4%) 4,469,247(10.6%) 4,504,601(11.1%) 4,307,010(11.6%) 4,327,603(11.8%) <気候同行カードの月平均利用状況(出典:Tmoneyカード)> 特に、秋の行楽シーズンを迎え、「短期利用券」の利用者も大幅に増加し、一日平均4千人が利用した7月に比べ、9月には1万人を超え、2カ月間で短期利用券の利用が2倍以上に増加したことが分かった。 「気候同行カードの短期利用券」のチャージに使用された言語は、日本語(30%)が最も多く、次に韓国語(28%)>英語(22%)>中国語(20%)の順だった。券種別では、3日券(34%)>5日券(23%)>7日券(17%)>2日券(14%)>1日券(12%)の順に多くチャージ・利用された。 また、短期利用券の利用者が最も多く訪れた駅は、ミョンドン駅>ホンデイプク駅>ウルチロイプク駅>ソンス駅>アングク駅の順だった。 <文化・レジャー施設との連携割引やインチョン空港駅での利用なども開始…サービスを継続的に拡大> 市は、本事業を開始した昨年7月から、▴ソウル大公園・植物園、ソウルダル(ソウルの月)など文化・レジャー施設との連携割引など様々な特典を提供したことで気候同行カードの利用者が増加したと見ている。 特に、ヨイド(汝矣島)上空からソウルの夜景を楽しむことができる「ソウルダル(ソウルの月)」は、8月23日(金)に有料搭乗を開始して以来、10日間で164人が気候同行カードの割引(10%)サービスを利用して搭乗し、先月13日(金)から観光客が空港にアクセスしやすくするためにインチョン空港駅(T1・T2)での降車サービスを開始してからは、毎日約800人がインチョン空港駅で気候同行カードを利用している。 市は今後、ソウルをはじめとする首都圏の住民がより一層気候同行カードのメリットを享受できるよう、▴近隣都市まで利用範囲を拡大、▴デビットカード・クレジットカードの決済機能を組み合わせた後払いカードを発売、▴手首ドクター9988とのマイレージを連携するなど、多様なサービスを計画・拡大していく方針だ。
ソウル市、大規模行事で監視カメラ・ドローンを交通管制システムに動員...安全性を大幅強化

交通ニュース

2024/10/14 474

ソウル市、大規模行事で監視カメラ・ドローンを交通管制システムに動員…安全性を大幅強化

ソウル交通センターの高度交通管制システム「TOPIS」を活用し、道路から上空までリアルタイムでモニタリング 監視カメラと200m上空のドローン映像による総合管理…交通渋滞や突発的状況を即座に把握 10月5日に開催されたヨイド(汝矣島)ソウル世界花火祭りで初めて適用され、移動式現場状況室としても活躍 点検漏れの解消へ…科学的な交通管制システムで都市の安全レベルの強化に貢献 ソウル世界花火祭りなど大規模なイベントでもより安全な環境の中で楽しめるよう、交通現場のモニタリングが強化される。交通監視カメラやドローンなどの最先端の管制システムを活用することで道路状況や群衆密度などを詳細に点検できるようになる見通しだ。 ソウル市は、大規模な祭りなどの状況下でも交通や安全管理に万全を期すため、ソウル交通センター「TOPIS」の運営を強化すると発表した。 TOPIS(Transport OPeration & Information Service)ホームページ(韓国語):https://topis.seoul.go.kr/ 最近、大規模な祭りなどのイベントが開催されるなど安全管理の重要性が高まる中、今後は交通監視カメラからドローンまでを網羅した統合システムTMB(TOPIS Monitoring Board)を導入し、リアルタイムでの現場モニタリングをさらに強化する。TOPISシステムを通じてドローンなどの現場映像を安全管理者に提供することで、現場の突発的な事故防止と迅速な対応をサポートできると期待されている。 [TMB監視カメラのマルチビュー] [TMB監視カメラ+ドローン映像のマルチビュー] 市は、10月5日にヨイド(汝矣島)で開催された「ソウル世界花火祭り」から、現場の映像をTMB画面に映し出し、交通や安全管理部門の現場担当に提供した。 – ドローン映像のモバイルTMB活用案 <モバイルTMB(ドローン)活用の流れ> イベント前 イベント支援の要請 ⇨ イベント支援の検討(飛行エリア、群衆密度など) ⇨ 飛行・航空撮影の申請及び許可等の事前手続き ⇨ モバイルTMBの構成 担当部署 ソウル市イベント主管部署 ソウル市交通室 ソウル市交通室 ソウル市交通室 イベント中 現場管理者向けモバイルTMBを提供 ⇨ 状況発生、拡散(案) ⇨ 状況への対応(案) ⇨ 状況終了 担当部署 ソウル市交通室 ソウル市イベント主管部署(現場管理者)↓(総括状況管理者) ソウル市災害安全管理室 ソウル消防災害本部 ソウル地方警察庁等