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交通

ソウル地下鉄、「鉄壁の安心・安全システム」で1日7百万人の市民の安全を守る

ニュース

2025/02/10 859

ソウル地下鉄、「鉄壁の安心・安全システム」で1日7百万人の市民の安全を守る

オ・セフン(呉世勲)印のハイテク駅舎安全管理▲スマートステーションを、2026年までに1号線~8号線の全駅に拡大 ▲監視カメラのコンスタントな拡充・高度化…事故・犯罪に対応する▲地下鉄保安官271名も活動中 安全な地下鉄利用を後押しする「自動安全ステップ」589か所に設置…「安全分野に集中投資」 最近、サブウェイ・プッシュ(subway pushing)と呼ばれる「線路突き落とし魔」に対する不安が高まるなか、現在ソウル地下鉄全駅に設置されている「ホームドア」の長所が改めて高く評価されており、1日乗客700万人を守る「鉄壁の安心・安全システム」も注目を集めている。 ソウル地下鉄では、▲駅舎・列車内の監視カメラ(CCTV)、▲非常通話・呼び出し装置、▲セーフゾーン(Safe Zone)などの施設が設置されているうえ、▲約270人の地下鉄保安官や事故等を通報できる▲スマートフォンアプリ(トタ地下鉄)など、二重三重の装置で市民の安全保護に万全を期している。 特に、地下鉄運営において「安全」より重要な価値はないことを基調とし、ハイテクICT(情報通信技術)を活用した地下鉄統合管理システムの▲スマートステーションも拡大される。 <高画質監視カメラの拡充・高度化…ハイテク駅舎安全管理「スマートステーション」を1号線~8号線の全駅に拡大> ソウル地下鉄はまず、現在189駅で運営中の▲スマートステーションを、2026年までに1号線~8号線の全駅(276駅)に拡大する。スマートステーションは、3Dマップ・IoTセンサー・人工知能型監視カメラ(CCTV)などを活用して、安全をはじめこれまでバラバラに実施されていた施設の管理やサービスなどの駅舎で行われる業務を、統合して管理するシステムだ。 何よりも、スマートステーションはデジタルツインベースの3Dマップを表示するため、駅舎内を3次元マップでひと目で把握でき、患者・犯罪発生などの緊急事態をリアルタイム検知、ゴールデンタイム確保と死角地帯での犯罪予防において重要な役割を果たせる。 実際に、スマートステーションが構築された2号線・8号線の駅舎を分析した結果、突発事故への対応時間は72.7%(11分→3分)、駅舎の巡察・巡回時間は64.3%(28分→10分)へと短縮することができ、安全、セキュリティ、運営の効率性向上において効果的であることが明らかになっている。 その他にも、1号線~8号線の全276駅では、現在合計20,584台の監視カメラが運営されている。ソウル地下鉄は、事件・事故発生時にその時の状況を確認するために活用すると同時に、さまざまな犯罪等を未然に防ぐ効果がある監視カメラの設置を継続的に拡大して高度化する計画だ。 また、地下鉄駅舎をはじめ、乗換通路、トイレなどには緊急時に押すとお客様安全室に直接つながる▲非常通話・呼び出し装置6,539台が設置されている。また、押すと警察に双方向通話で連結され、リアルタイム位置情報が送信されるホットライン▲112直通非常ベルも595台運営中だ。 スマートステーション画面の例 112直通非常ベル <事故・犯罪に対応する地下鉄保安官271名活動中、司法権付与のため法改正の要請を継続> 安全施設だけでなく、列車と駅舎を巡回して秩序を守り、さまざまな事故や犯罪に対応する▲地下鉄保安官271名も活動中だ。地下鉄保安官は2人1組で乗客が多い駅や路線を中心に巡察を行い、異常行動や秩序を乱す行為の取り締まり、警察へ現行犯引き渡し、非常時の初動措置などの業務を遂行している。 緊急事態発生時に現場で目撃した市民がスマートフォンで直接通報できるソウル地下鉄「トタ地下鉄アプリ」もある。アプリで市民からの通報が受け付けられると、最も近くにいる地下鉄保安官と警察が即時出動して措置を講じる。そこでソウル地下鉄は、市民の安全を一層積極的に保護するため、地下鉄保安官への司法権付与のための法改正について求めており、今後も主張を続ける方針だ。 <安全な地下鉄利用を後押しする「自動安全ステップ」589か所設置中…「安全分野に集中投資」> なお、さらに安全な地下鉄利用を後押しすべく、乗車・下車時にプラットホームと列車の間隔が広い曲線型プラットホームでの踏み外し事故を防止するための「自動安全ステップ」の設置も拡大している。列車が動いている間には折り畳まれているが、停車すると自動的に開き、プラットホームと列車の隙間を埋めてくれる。 「自動安全ステップ」設置の本格化に伴い、踏み外し事故は徐々に減っている。2024年、ソウル地下鉄1号線~8号線の踏み外し事故は70件と、コロナ禍により乗客が減少した時期(2020年~2021年)を除き、2018年比約30%減少した。 <年度別の地下鉄踏み外し事故件数(単位:件)> プラットホームの構造上、自動安全ステップの設置が困難な66駅413か所には、床から光を照射して踏み外しの注意を促す「ホーム端警告灯」を設置する。警告灯は5月までに42駅244か所に、年末までに24駅169か所に設置する予定だ。 自動安全ステップ ホーム端警告灯 オ・セフン(呉世勲)ソウル市長が30日(木)午前、オッス駅を訪れ自動安全ステップなどの安全施設を点検している。
ソウル市、「高性能ガラスビーズ車線ライン」を試験的適用・検証実施

交通ニュース

2025/01/23 1,545

ソウル市、「高性能ガラスビーズ車線ライン」を試験的適用・検証実施

雨の日、雨水に覆われてもヘッドライトの光を良く反射して車線ラインの視認性を高める「雨天型ガラスビーズ」を使用 オリンピックデロ(オリンピック大路)の車線ライン老朽化区間を再塗色・再舗装して調査対象地に確定 ソウル市が、オリンピックデロの一部の区間において、雨の日もくっきりと見える「高性能ガラスビーズ車線ライン」を試験的に適用し、性能の検証を実施する。雨の日、雨水がかかるとぼやけて見える車線ラインの視認性を改善するための方策で、運転者により安全な道路環境を提供できることが期待される。 一般的に、車線ライン用塗料には車のヘッドライトを反射して視認性を高られるようガラスビーズが混ぜられるが、今回の「高性能ガラスビーズ車線ライン」には、一般のガラスビーズよりもサイズが約2倍大きく光の反射率が高い「雨天型ガラスビーズ」が使用されており、車線が雨水に覆われても高い視認性を発揮できるのが特長だ。 区分 一般のガラスビーズ 雨天型ガラスビーズ 原理 ソウル市は2025年、オリンピックデロにて、高性能ガラスビーズ車線を試験的に適用して、性能検証を実施する計画だ。オリンピックデロは、ソウル市内の自動車専用道路のうち最も長く、車が走行速度を十分に出すことができるため、車線の性能と耐久性を総合的に評価しやすい環境であると判断され、対象地に選ばれた。 ▴高性能ガラスビーズ車線ライン ▴案内看板 ▴VMSメッセージ表示 2025年末までの1年間、品質評価と分析を実施し、アンケート調査やインタビューなど様々な方法を用いて、実際に道路を利用する人々が体感できる効果のほども調査する予定だ。
プラットホームホームドア設置20年「オ・セフン(呉世勲)印のソウル地下鉄」…世界が安全性を認める

交通ニュース

2025/01/17 975

プラットホームホームドア設置20年「オ・セフン(呉世勲)印のソウル地下鉄」…世界が安全性を認める

オ(呉)市長在任中の2006年開始、2009年全駅舎に設置…当初の目標より1年早く完了 死亡事故 年37.1人→ 0.4人に大幅減少、PM2.5濃度20%減少・基準値以下を維持 プラットホームの騒音7.9%↓、冷暖房効果30%↑、年間167億ウォンの節約効果 隙間への踏み外し事故を防止する自動安全ステップを2024年から設置中…2025年末まで74駅589か所設置目標 ソウルを訪れた海外観光客とソウルに居住する外国人が口をそろえて褒めるソウルのインフラのひとつが、安全、清潔、迅速の3大キーワードが代名詞のソウル地下鉄だ。実際に、世界最大の旅行情報サイト「トリップアドバイザー(Trip Advisor)」が、地下鉄に乗ることを、韓国で観光客がやってみるべき体験のひとつに挙げている。 最近、プラットホームにホームドアがない地下鉄でサブウェイ・プッシュ(subway pushing)、つまり「線路突き落とし魔」犯罪が発生した後、プラットホームの壁に張り付いて列車を待つ乗客の姿が公開され、ソウル地下鉄に再び注目が集まっている。 地下鉄プラットホームのホームドア設置は、オ・セフン(呉世勲)市長在任中の2006年に本格的に開始され、2009年地下鉄1~8号線の全駅に設置されたもので、2025年で20年が経過する。 実際に、地下鉄プラットホームにホームドアが設置されてから、ソウル市民の生活と安全には大きな変化が起こった。まず、年平均37.1人(2001年~2009年)だった地下鉄事故による死亡者数が、2010年以降は年平均0.4人(2010年~2024年)まで大幅に減少した。 プラットホームのホームドアが線路の汚染物と列車風を遮断し、PM2.5濃度も設置後約20%減少した。ホームドア設置前のPM2.5濃度は、基準値100㎍/㎥を超える106.7㎍/㎥だったが、設置後は86.5㎍/㎥(2010年~2017年)まで低下した。 プラットホームの騒音も、設置前の78.3㏈から72.1㏈まで約7.9%減少し、冷房効率も約30%上昇して、1日6億ウォンに達した電力費用が約4億2500万ウォンまで約30%低下し、夏の6月~8月(92日間)基準で年間167億ウォンを節約できることが明らかになった。 また、ソウル市はプラットホームのホームドアの他にも、プラットホームと列車の間隔が広い曲線型プラットホームで発生しやすい隙間への踏み外し事故を防止するため、2024年から折り畳み式自動安全ステップの設置を開始した。2025年末まで、74駅589個設置を目標としている。折り畳み式自動安全ステップの設置が困難な67駅413か所には、乗客が踏み外す危険を察知できるよう、高輝度LED警告灯を設置する計画だ。 プラットホームのホームドア設置前後
市民が選んだ2024ソウル市政策、1位は「気候同行カード」

交通ニュース

2024/12/24 731

市民が選んだ2024ソウル市政策、1位は「気候同行カード」

「2024ソウル市10大ニュース」の人気投票に186,388人が参加し、合計559,164票が集まった…1位は「気候同行カード」 「手首ドクター9988」、「ソウル野外図書館」など市民の日常を豊かにする政策が高い支持を獲得 外国人の場合、「孤立・ひきこもり青年支援」、「庭園都市ソウル」など、先導的な都市政策の成果と方向性に注目 10~20代は「ソウル野外図書館」、30~50代は「気候同行カード」、60代以上は「手首ドクター9988」を最も支持 今年、市民に最も愛されたソウル市の政策は「気候同行カード」であることが分かった。ソウル市が3日(火)から9日(月)まで実施した「2024ソウル市10大ニュース」のオンライン調査結果、「気候同行カード」が69,821票(得票率12.49%)を集め、1位にランクインした。 韓国のポータルサイトとソウル市の外国語ホームページにおいて行われた今回の投票は、ソウル市の出入り記者団の投票により選ばれた10の政策に対するものであり、韓国人とソウル市ホームページを利用する外国人を対象に行われた。参加人数は合計186,388人で、合計559,164票が集まった。 2024ソウル市10大ニュース調査結果(韓国人・外国人合計) – 順位, 政策名, 得票数, 得票率 順位 政策名 得票数 得票率 1 エコ交通イノベーション「気候同行カード」 69,821 12.49% 2 ポイントはもちろん、健康管理まで、「手首ドクター9988」 62,690 11.21% 3 K-文学の聖地「ソウル野外図書館」 60,129 10.75% 4 少子化総合対策「誕生応援ソウルプロジェクト」 56,957 10.19% 5 全国の標準モデルとなった「孤立・ひきこもり青年支援」 52,562 9.40% 6 将来のマイホームを手に入れませんか?「将来のマイホーム」 52,223 9.34% 7 780万人が選んだ国際庭園博覧会など「庭園都市ソウル」 51,918 9.28% 8 K-福祉の新基準、「ソウル踏み石所得」 51,649 9.24% 9 130Mの上空から眺める最高の夜景「ソウルダル(ソウルの月)」 51,402 9.19% 10 ソウル市の新キャラクター「ヘチ&ソウルフレンズ」 49,813...   Read more