デジタル受容推進計画
2022年デジタル力量強化推進計画
ソウル市は、デジタル転換の加速化によるデジタル格差の深刻化に伴い、カスタマイズ型デジタル力量教育の運営と教育-雇用連携の好循環エコシステム構築を通じて、スマートインクルージョンを実現するため、2022デジタル力量強化推進計画を樹立しました。
政策ビジョン
ビジョン
ソウル市民の誰もがデジタルでつながる未来都市を具現化
主な意見
1:1マンツーマンの家庭教師式学習が必要
世代内のデジタル格差問題を解決
日常生活と直結する教育環境
教育に参加した高齢者に対して採用インセンティブ提供
推進戦略
「すぐそばで」
「(自分に)ぴったり合う」
「まちの至る所に」
「いっしょに継続的に」
密着型教育でデジタル力量向上
需要者のためのカスタマイズ型教育コンテンツ拡散
地域基盤の教育環境構築
教育-雇用連携の好循環エコシステム構築
戦略課題
- 1:1マンツーマン家庭教師式デジタル教育の運営
- 訪問するデジタル教育バスの運営
- ロボットを活用したデジタル教育の活性化
- ソウル型特化教育課程の発掘・運営
- 高齢者カスタマイズ型デジタル受容コンテンツの運営
- YouTube基盤の動画教育コンテンツ制作の拡大
- AIチューター基盤の力量診断モデルの開発とテスト適用
- 地域密着型教育場の運営
- 社会福祉施設に公共Wi-Fi設置
- シニアデジタルセンター(専用教育場)の設置
- キオスク体験ゾーンの拡大
- デジタル案内士の運営
- 同年代の目線に合わせた教育、どこでも支援団の運営
- デジタル学び場の講師・サポーターズ採用
- 官民協力のデジタル受容ネットワークの構築
4大推進戦略
推進戦略 |
内容 |
「すぐそばで」 密着型教育を通じた力量向上 |
- 規模を最少化した需要者中心の対面教育サービスで教育効果を向上
- デジタル資格を持つ高齢者講師が同年代の高齢者を1:1マンツーマンで目線に合わせた教育を実施
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「(自分に)ぴったり合う」 需要者に合わせた教育コンテンツの提供・拡散 |
- 基礎・生活・深化・特別など細分化されたプログラムで水準に合わせたカスタマイズ型学習を支援
- オンライン・オフラインのどちらでも活用できるコンテンツで高齢者の自主的な反復学習を支援
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「まちの至る所に」 地域基盤の教育環境構築 |
- 自宅の近所で手軽に利用できる共同利用施設をデジタル教育場として常設運営
- いつでも訪問して体験・教育を受けられるシニアデジタルセンター(専用教育場)を設置
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「いっしょに継続的に」 教育-雇用連携の好循環エコシステム構築 |
- 高齢者向けの社会貢献型雇用創出と高齢者をデジタル老老ケアの専門家として育成
- 教育に参加した高齢者を講師として採用する教育-雇用連携の好循環システムを運営
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15つの戦略課題
1.「すぐそばで」 密着型教育を通じた力量向上
- 教育の需要先を訪問する1:1マンツーマンの家庭教師式デジタル教育の運営
- デジタル教育環境が完備されている「訪問するデジタル教育バス」運営
- ロボットを活用したデジタル教育の活性化
2.「(自分に)ぴったり合う」 需要者に合わせた教育コンテンツの提供・拡散
- 実生活での活用中心のソウル型特化教育課程の発掘・運営
- 高齢者カスタマイズ型デジタル受容コンテンツの運営
- YouTube基盤の動画教育コンテンツの制作・拡散
- 高齢者に対するAIチューター基盤の力量診断モデル開発(2022年7月)とテスト適用(2022年下半期)
3.「まちの至る所に」 地域基盤の教育環境構築
- 地域密着型デジタル教育場の指定と常設運営
- 社会福祉施設の公共Wi-Fi設置を通じたデジタル環境提供
- 高齢者のためのデジタル空間、シニアデジタルセンター(専用教育場)の設置
- キオスク(無人情報端末機)体験ゾーンの拡大
4.「いっしょに継続的に」 教育-雇用連携の好循環エコシステム構築
- 訪問する「デジタル案内士」運営
- 同年代の目線に合わせた教育、「どこでも支援団」運営
- デジタル学び場の講師とサポーターズ選抜
デジタル学び場
- ソウル市では、デジタル力量教育事業を通じて,希望する市民は誰でも手軽に訪問して学べるよう行政福祉センター、生涯学習館、図書館などの生活SOCの空間を活用して、123箇所の「デジタル学び場」を運営しています。
- 「デジタル学び場」は、デジタル力量が不足する地域住民のためデジタル力量教育を提供するだけでなく、日常的なデジタル活用に困難を感じたときにいつでも訪問して助けを得られるよう支援しています。
デジタル学び場の教育案内
- 教育日時:2022年4月~2022年12月15日
- 教育対象:デジタル学習を希望する市民なら誰でも
主な内容
- ソウル市民にデジタル力量カスタマイズ型無料デジタル教育の提供
- - コールセンター運営を通じた教育接近性の増大(教育についてのお問い合わせとお申し込み可能)
- - 教育方法:対面・非対面教育、ソーシャル・ディスタンシングに従って各学びの場の教育人数を調整
- - スマートパッド、移動型キオスクなどの教育のための装備をレンタル
- 高齢者層、脆弱層に対してスマートフォン基礎、キオスクなどデジタル機器の活用方法を教育
- - 訪問するデジタル教育バス運営を通じた巡回型デジタル機器体験教育の提供
- - 敬老堂での生活密着型教育、特殊学校訪問教育など実施
- メタバースなどの最新技術の紹介と活用方法の案内
- - 基礎教育修了者、小学生、会社員などに対してメタバース基本教育を提供
- - メタバース活用イベントを通じた高齢者層のメタバース活用能力向上
- ヘルプデスクの運営
- - 大勢の市民が利用する住民センター、大型マート、公園、予防接種センターなどでキオスク、ワクチンパスなど多様なデジタル機器に対するヘルプデスクを運営
- デジタル体験ゾーンの運営
- - スマートクロ(九老)広報館、スマートソウル展示館、チャンドン(倉洞)アウルネなどソウル市3か所にデジタル体験ゾーン設置、常時スタッフを配置してデジタル体験教育を実施
デジタル学び場の教育お申込み
デジタル学び場ホームページ(디지털배움터.kr)でお申込みできます。
どこでも支援団
どこでも支援団の紹介
高齢者層のデジタル教育専門講師『どこでも支援団」を通じた老老ケア方式のデジタル教育・相談を通じて、力量を向上させてデジタル格差を解消する新教育モデルを創出します。
事業目的
- 高齢者教育を通じて疎外のないデジタル受容社会に貢献
- 教育支援システムの充実化と高度化を通じた市民体感度の向上
- 市民のデジタル力量向上を通じてスマートインクルージョンを実現させてデジタル大転換を牽引
事業分野
- どこでも支援団の運営
- 対象:IT力量を保有する高齢者層またはキャリア断絶女性から100名選抜
- 活動内容:密着教育(1:1マンツーマン)、深化相談(ヘルプデスク)、体験・イベント参加など
- ※ 運営実績:2019年 34名、2020年 216名、2021年 100名が活動
高齢者層に対するデジタル力量向上教育
- 目的:高齢者と共感を形成して反復教育を通じて教育効果向上
- 対象:ソウル市在住の高齢者(満55歳以上)
- ※ 教育の運営実績:2019年464名、2020年:2,183名、2021年:8,323名、2022年:16,662名
1
密着教育(1:1マンツーマン)
どこでも支援団1名と教育生1名が対面教育でスマートフォンの基本使用方法、インターネット検索、QRチェックイン方法などを教育
2
反復教育(オンライン・ロボット)
1:1マンツーマン密着教育で学習した内容を繰り返し教育モバイル方式(集合禁止時)、ロボット活用教育(対面)
3
オンライン・オフラインヘルプデスク運営
オンライン教育に関するリアルタイムエラー相談などのお問い合わせと福祉館などオフライン空間でのデジタル機器使用方法に対する深化相談を実施
※情報格差を解消するためのスマートフォンの設定、カカオトークの活用など、デジタルスキルの強化教育を提供
高齢者層に対するデジタル力量向上教育
- 対象:一人暮らし高齢者など体が不自由な高齢者
- 教育内容:スマートフォンの設定、カカオトークの活用などデジタル基礎教育
- 運営方法:社会福祉士、どこでも支援団が2人1組で訪問教育
企業・機関連携の体験教育の運営
- 対象:新デジタルサービスの利用を希望する高齢者
- 教育内容:企業・機関が提供する新デジタルサービスの利用方法
- 運営方法:協業を希望する企業・機関を起用して共同プログラムを運営
教育モデル開発と文化拡散
- 方式:「①力量診断 → ②密着教育(1:1マンツーマン) → ③ロボットを活用した反復教育 → ④深化相談(常時)」で進められる高齢者カスタマイズ型教育方式を設計
- 内容:基礎、生活、深化など力量水準に合った教育を運営
関連サイト
教育ロボット・リク(LIKU)
事業紹介
教育ロボットを活用したデジタル機器教育を実施して、高齢者層のデジタル機器に対する親密度を高めて、多様なスマートサービスを利用できる力量を育みます。
事業内容
- 自治区と連携して高齢者層と脆弱層を対象にデジタル格差解消教育
-教育ロボット・リクでデジタル機器使用に不便を抱えている高齢者層と脆弱層に対してカカオトークの使用方法、デリバリーアプリの使用方法、NAVERナビ教育などを実施
- ソウル市管内の保育園、幼稚園のこどもに対してデジタル教養教育
-ロボットを活用した口演童話、リズム童謡、こども安全教育などを実施
- 教育と児童保育にロボットを適用させてプラットフォームとしての活用方案を発掘
-高齢者の認知症予防のための認知開発訓練コンテンツをテスト運営
事業分野
自治区連携教育
- 対象:デジタル機器の使用に不便を抱えている高齢者層や脆弱層など
- ※ 教育実績:教育ロボット220台普及及び4,000名を対象に教育を実施(2020年)
- 場所:ソウル市自治区管内の住民センター、高齢者福祉施設、保育園など
- 内容:カカオトークの使用方法、振り込め詐欺予防、童話口演など
- 方式:メイン講師の指導の下、ロボットと教育生が1:1マンツーマン教育を実施
どこでも支援団連携実習教育
- 対象:デジタル機器の使用が不得意な高齢者層(どこでも支援団教育生)
- 場所:住民センター、高齢者福祉施設など
- 方式:① どこでも支援団による密着教育 → ② ロボット実習教育 → ③ 再教育
- ※ ロボット1:1教育 → 教育生のモーションを検知してフィードバック提供 → 実習成功まで繰り返し教育
受賞履歴
- 「2021ユネスコ・ネットエクスプロー連結都市授賞式(UNESCO NetExplo Linking Cities Awards 2021)」で「教育」分野受賞都市に選定(2021年4月)ヒューマノイド型ロボット・リクを活用したスマート機器活用法教育を通じて、コロナ時代の高齢者層の疎外・孤立に対応
関連サイト