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交通ニュース

  • 快適で便利なソウル地下鉄駅の施設

  • ソウル市総合ニュース SMG 1,439

    今回はソウル交通公社が各駅内の環境を快適に整え、利用客の利便性を高めるために設置した施設を紹介しよう。約3年前までは地下鉄駅の階段やプラットホーム、待合室などの掃除にはバケツとモップが使われていた。しかし今はその代わりに湿式清掃機が使われている。水で濡らしたモップで掃除する時、水が線路や機械などに流れ込んで故障や腐食などの問題が生じたからだ。重さ200kgの機械一台の価格が400~650万ウォンもする高価な装備だ。

    導入目的は施設の安全であったが、結果的に掃除作業員の仕事の効率性も高まった。300坪を掃除するのに以前は1時間かかり、掃除作業員も5人必要だった。しかし湿式清掃機を使うと1人で十分。ソウル交通公社関係者は「PM2.5の非常削減措置が発令された当日と翌日には湿式清掃機を使用した掃除を追加して行っており、地下のPM2.5を削減することにも役立つ」と述べた。 また、地下鉄のプラットホームや待合室にあるゴミ箱も変身中。残った飲み物を捨てる18.9Lの飲料回収ボトルを設置した。これまでの地下鉄駅のゴミ箱には、飲み残したコーヒーやジュースなどが入ったテイクアウトカップも一緒に捨てるのでゴミ箱がすぐにいっぱいになり、悪臭がひどかった。ゴミ箱の外に液体がこぼれて汚染することも多かった。 このような問題を解決するため駅員がアイディアを出し、2018年9月にカンナム駅を含む3駅に初めて飲料専用回収ボトルを設置した。現在は飲みかけのゴミの発生量が多いシンチョン駅、ソウルデイック駅、クァンファムン駅など11駅40か所にも設置した。利用する地下鉄駅に飲料回収ボトルがないとしても基本的には液体と容器を別々に捨てなければならない。 地下鉄の運行が終了した真夜中には長さ2mの大型はさみが地下鉄駅に登場する。この大型はさみは地下鉄とプラットホームの間に利用客が所持品を落とした場合に使われる。地下鉄を運行しない安全な時間に駅員がプラットホームの安全ドアを開けて線路に落ちた物品を回収する。 狭いすき間に落とす物品としては携帯電話、財布、音響機器、メガネ、傘などがある。2019年7月にはある乗客が8号線のカンドングチョン駅で地下鉄に乗ろうとした時に落としたカーディガンを拾い上げたこともある。ラッシュの時などには乗り降りする時に所持品を落とさないよう気をつけなければならない。 地下鉄5号線タプシムニ駅にはソウル交通公社が運営する277か所の駅のうち、唯一、ザラダの自動販売機がある。設置後6か月の間に282万ウォンの売上げを記録し、7月は43%増の403万ウォンを売り上げた。ソウル交通公社はウルチロサムガ駅とチュンジョンノ駅にもザラダ自動販売機の設置を検討している。