ソウル市は2017年、計1,650億ウォンを投入し、国公立保育園300か所を新しく拡充する。これにより、保護者が保育園を選択するときに最も重要視する「家からの距離」が改善する。2012年には各洞ごとに平均1.5か所、徒歩25分以上かかった国公立保育園は、2017年の年末には各洞ごとに4か所(承認基準)まで増え、徒歩15分以内に間隔が短くなる。
年度別 | 2011年 | → | 2012年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2020年 |
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全体施設 | 6,105 | → | 6,538 | 6,598 | 6,363 | 6,400 | 6,400 | 6,400 |
国公立 | 658 | → | 765 | 1,117 | 1,419 | 1,719 | 1,954 | 2,154 |
比率 | 10.8% | → | 10.6% | 16.9% | 22.3% | 26% | 30% | 33% |
※2012年無償保育施行により家庭・民間保育園が増加したため、国公立保育園比率及び定員比率は一時的に減少した。
ソウル市が2015年~2016年に国公立保育園利用保護者1,301人を対象に実施した「国公立保育園拡充事業政策満足度調査」によると、保育園を選択する際に重視する要素として「家からの距離>評判>国公立」の順となった。
また、2017年から保育園を巡回し施設の安全状態を点検する「保育園安全管理官」が配置を開始し、「訪問看護師」が訪問する保育園も2016年の2,000か所から2017年には3,000か所に増やし、感染症はもちろん児童虐待に対するモニタリングの役割も並行させる。
国公立保育園の質的水準も高める。「保育園安全管理官」を配置し「訪問看護師」を拡大する傍ら、検証された保育士の採用を支援する保育士システム人材プールも2016年の1,368人から2017年には2,500人へと、約2倍ほどに増加させる。
ソウル市は2020年までに保育園を2,154か所にまで拡充、施設の30%以上を国公立とし、保育園に通うこどものうち2人あたり1人は国公立に通えるようにする計画だ。
お問い合わせ:保育担当官(02-2133-5128)