今年で9回目を迎える「2012大韓民国希望遠征隊」の大学生国土巡礼団93名は、スタッフや家族、約200人が出迎える中、20日(金)午後4時、ソウル広場において完走式を開催し、長い道のりの最後を飾った。
国土巡礼は、浦項(ポハン)・虎尾岬(ホミゴッ)を出発し、盈徳(ヨンドク)→太白(テベク)→平昌(ピョンチャン)→楊平(ヤンピョン)→九里(クリ)を経てソウルを目指す493km19泊20日の日程で行われた。足には靴ずれができた様子が痛々しく、また、体は疲れているであろうと思われるが、隊員たちの日焼けした黒い顔には、難しい挑戦を成し遂げたという達成感で満ちた笑みがこぼれていた。大学生国土巡礼団は一日平均9時間、30kmの距離を進むという厳しいスケジュールをこなした。彼らが1km歩く度に基金が支払われた。このシステムによって、計570万ウォンが積み立てられたが、これはすべて韓国心臓財団に寄付された。
今回の国土巡礼に参加した「挑戦し続ける力強い若者たち」の写真は、ソウル市の海外広報サイト(フェイスブック、ブログ)をはじめ、英語で書かれたウェブサイト、海外のメディアなどを通じて世界に発信される。これにより、ソウル市は、希望に満ちたソウルを世界の人々に知ってもらえるのではないかと期待している。