第8回治安協議会定例会議
日付 2014年 12月 12日 | 場所 ソウル市庁企画状況室
こんにちは。皆様、お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市治安協議会委員長パク・ウォンスンと申します。御多忙中お時間をさいてくださった、ソウル市議会パク・レハク議長をはじめ、学界・宗教界・経済界・市民団体等の代表の方々に、感謝の気持ちを伝えさせていただきます。特に去る9月1日新たに赴任した、ク・ウンスソウル地方警察庁長、おめでとうございます。遅ればせながら、皆様大きな拍手をお願いします!
治安協議会は毎年3~5月頃に定例会を開会します。今年は上半期に6・4地方選挙、下半期には国政監査などで、今やっと開くようになりましたことをご了承ください。治安協議会は機関間協約によって運営されてきましたが、今年3月に「ソウル特別市の治安協議会設置や運営に関する条例」が正式に制定されることにより、法的根拠を持つようになりました。本日はその条例に基づいた最初の会議ということに意味があります。
これまで治安協議会は、基礎秩序の確立と先進的な交通文化の定着、周辺の生活環境への不法・無秩序に厳しく対処していくことなどを、主要議題として取り上げてきました。また、2010年G20首脳会議、2012年核安保首脳会議の成功的開催に向けた協力案についても、議論して実践してきました。本日会議では性暴力、民生侵害、児童保護、校内暴力などの社会安全について各関係機関と認識をともにし、相互協力する事案を議論することになります。実際、このような問題が叫ばれるようになって久しいですが、市民の安全に対する要求と期待水準はますます高まっているのに比べ、予測が困難な各種の危険や日増しに知能化・凶暴化しつつある犯罪にさらされているため、継続的に議論されなければならない重要な事案です。
「疑いが確信より安全」という言葉があります。何よりも大切なのは、事態になる前にあらゆる予防措置をとることです。各種の「無秩序な行為」に対する取締りや犯罪予防措置を、国家機関だけに任せて依存するのは一定の限界があります。そこでソウル市は、市民の安全を守る「安全ソウル」に向けて、治安協議会の委員様たちと積極的に協力し、社会安全網の構築に最善の努力を傾けています。性暴力のない「安心特別市」を目指して、都市全体に犯罪予防環境設計(CPTED)の適用を拡大し、女性一人世帯に向けた脆弱地域での防犯設備の設置、女性安心帰宅スカウト、深夜専用バスの運営、学校保安官事業などの政策を推進して市民から非常に高いご関心を得ております。
これらの政策は、ソウル市だけの努力では難しかったでしょう。ソウル地方警察庁で積極的に手伝ってくださったおかげです。この場を借りてク・ウンスソウル地方警察庁長に御礼申し上げます。本日の会議でも各機関が相互に壁を崩し、協力して、社会安全網の構築と法秩序の確立、犯罪予防のための多様な意見交換と協議を通じて、「安全な都市ソウル」を作っていくことを希望します。
本日、関係各位の多くの委員様が一堂に会し、参加者と意見を交わすことで、お互いにとってより有意義な時間を持つことができました。市民の皆様が安心して生活できる「安全な都市ソウル」は、我々がともに参加してともに努力すると、もっと効果的に実現できると思います。これからソウル特別市の治安協議会の役割が、より重要になってくるしょう。
法秩序の確立という大原則を持って、関係機関との協力事項について相互に最善の努力を尽くし、それを実践するために市民とのコンセンサスを形成したコミュニケーションをとることも、私たちが気を使わなければならないところです。今年も残り少なくなってまいりましたが、一年よく仕上げて、来年はますますのご発展を心よりお祈りします。前もって新年のご挨拶を申し上げます。明けましておめでとうございます。ありがとうございました。