ソウル植物園は、自律走行ロボット「ロボタニック」を導入して、人工知能(AI)・モノのインターネット(IoT)などの最新情報通信技術(ICT)を活用した植物案内・植物園クイズゲーム・安全のための巡察などを行うことで、市民の利便性を向上させ、安全な公園環境づくりやユニークな体験を提供すると発表した。
自律走行の案内・巡察ロボット「ロボタニック」は、散歩などの休憩場所兼家族ぐるみのお出かけ先として市民に人気のソウル植物園の温室に1台、公園の野外空間に2台と、全3台が運営されている。
まず、温室内では市民と一緒に観覧ルートを歩きながら、主な植物の特徴を本体に搭載されたスクリーンを通じて映像で紹介し、現場観察などオンライン・オフライン解説を並行することで、植物についての理解と興味を高めるプログラムを提供する。
ロボタニックと一緒に楽しむ温室ツアープログラムは、1回ごとに事前予約者10人を対象に運営され、2月28日(火)からスタートし、3月には毎週金曜日(1日2回)に運営される。参加希望者は、ソウル市公共予約サービスホームページ(
yeyak.seoul.go.kr)とソウル植物園ホームページを通して申請でき、参加費用は無料だ。(ただし、温室への入場料は別途)
野外公園では、ソウル植物園を利用する市民の安全を守るために活躍する。本体に搭載されたCCTVを通して安全状況をモニターして、事故・犯罪の予防、喫煙案内、火災など緊急事態発生時には管制室にリアルタイムで移動ルートを確認して当該位置、警報音、状況案内などを通して迅速に対処できるよう連携される。
また、夜間にも市民がより安全に植物園を利用できるよう、自律走行で夜間巡察を実施して、植物文化センターの閉館案内など、植物園の利用規則や案内事項を知らせる。
ソウル市は今後、植物園カスタマイズ型スマートサービスを高度化させ、自律走行ロボットサービスの活用度を一層高めて行く計画だ。