東大門歴史文化公園のデザインギャラリーで「市場の再発見展」が開かれる。ソウルデザイン財団が推進する「市場の再発見展」では、東大門歴史文化公園の周りにある市場で5人のアーティスト及びデザイナーらが各自違った観点で見つけたいい品物といいデザインを紹介する。東大門の多彩な文化的価値とデザインの重要性について深く悩んだ様子が伺える物を見つけ、それを集めて東大門を再構成するというわけだ。
「市場の再発見展」は、つまり市場への愛情と専門家の眼識で市場のデザインを再発見するということだ。新堂洞(シンダンドン)の鍛冶屋通りやソウル中央市場[イ・サンチォル]、広場市場のハンボク(韓国伝統衣装)通り[オ・インギョン]、世運商店街・チニャン商店街[チェゴン建築]、東廟(トンミョ)フリーマケット[コレクティブ・イ]、昌信洞(チャンシンドン)の文具玩具総合市場・芳山市場[ヒョン・シウォン]が対象となる。ここを中心に各自の眼目で選んだ市場のいい品物を紹介しながら生活と密接な関係を持つデザインの意味と役割について質問したりする。
生活とデザインの密接な関係を探る「市場の再発見展」は、視覚デザイン、建築、ハンボクデザイン、展示企画など各分野の専門家の眼目を比べるという楽しみもある。同時に展示会についての理解を深めるための講演も行われる。この講演は意見を自由に発言し、考えを共有するというウィキトーク形式で行われ、「いいデザイン、倫理的デザイン」というテーマで作家たちが各自見つけてきた品物を中心にデザイナーの眼目に関して話をする。27日に行われるこのイベントでは、生活の中のデザインに関する活発な討論がなされる予定だ。
今回の展示会は、デザイナーの視線から見た日常・大衆的な空間である東大門の新しい可能性を探求し、生活の質を高める代案として提示する。ソウルデザイン財団の関係者は「東大門で市場の意味をもう一度深く考え、その中から新しい可能性を生み出すという「市場の再発見展」は、生活と密接な関係を持つデザインを通じて人々に「何を買うのか」という問いを投げかけ、それに対する答えを探し出す過程になるだろう」と説明した。