ソウル市は、寒波や猛暑の時、誰もがコンビニで暑さや寒さをしのげるよう、冷暖房用エネルギーを共有する「気候同行シェルター」を導入する。今月29日(木)からソウル18の自治区で計41のコンビニが指定・運営される。
今まで市は、エネルギー弱者のための寒波や猛暑の避難施設として敬老堂と住民センターをシェルターとして運営してきたが、利用時間が昼間に限られており、利用に制約があると指摘されてきた。
このような不便を解消するため、ソウル市は、アプローチしやすく利用時間に制限もないコンビニを寒波・猛暑の避難場所として提供する案をコンビニ流通業界に提案した。
これによりソウル市と㈱BGFリテール・㈱GSリテールは、23日(金)14時、ソウル市庁の映像会議室で「寒波・猛暑に備え、気候同行シェルターを提供するための了解覚書(MOU)」を締結した。
「気候同行シェルター」に指定されたコンビニは、寒波や猛暑など極端気象の日に地域住民の誰もがいつでも気楽に訪れ、寒さと暑さを避けられる「開かれた」休憩空間を提供する。「気候同行シェルター」を提供するコンビニには協力店であることを示す認証マークが付いており、すぐ見分けることができる。
ソウル市は、世界的に気候変動とエネルギー危機問題が深刻化する中、行政と地域社会が協力して誕生した「気候同行シェルター」が、冷暖房用エネルギーの共有と二酸化炭素の排出量の削減に大きく貢献すると期待している。
▴気候同行シェルターの認証マーク (GS25) | ▴気候同行シェルターの認証マーク (CU) |
<認証マークの付着例(GS25ザ・クァンアク店)> | <シェルターの内部(GS25・DXLAB店)> | <シェルターの内部(CUナムデムン(南大門)5ガ(街)店)> |
ソウル市とCU・GS25が了解覚書(MOU)を締結(‘24.2.23.)
ソウル市の気候同行シェルター事業に参加したコンビニの現状(41店舗)