6月から公募されていた「ソウル安心所得」の新名称が、市民公募・好感度投票などを経て最終的に決定した。ソウル市は、オ・セフン(呉世勲)印の福祉モデル「旧安心所得」の名称を「ソウル踏み石所得」に変更し、韓国を代表するK-福祉モデルとして定着させられるよう、全国化に乗り出すと発表した。
ソウル市は、今年7月に福祉政策「ソウル踏み石所得(旧安心所得)」施行2周年を控えて、政策の中核的価値と意味をうまく盛り込みつつ、新しいK-福祉モデルを提示するのにふさわしい名称を付けるために公募を行った。
新名称「ソウル踏み石所得」は、困難な状況を乗り越えて未来へと進むための強固な足がかり、踏み石になるという意味で、市民による好感度投票で約34%(45,000票中15,000票を獲得)を占め、1位になった。
あわせて、「ソウル踏み石所得」の公式英語名称は、世界中の誰もが簡単に理解し、共感できるように「Seoul Stepping Stone Income(ソウル踏み石所得)」とし、「Seoul Income(ソウル所得)」も一緒に使うことにした。
所得格差を縮めて福祉の谷間を埋めるためにソウル市が推進している「ソウル踏み石所得」は、基準の中位所得に満たない家計所得の一定割合を支援し、所得が少ないほど支援額が多くなる「下厚上薄」型の福祉制度だ。
ソウル市は現在、「ソウル踏み石所得」政策を全国的に拡大し、韓国を代表する福祉モデルとして定着させるために、現行の社会保障制度とソウル踏み石所得の関係性を調べ、綿密な改編案を提示するための整合性研究を進めている。
「ソウル踏み石所得」の広報ポスター