ソウル市は11月25日(木)から12月31日(金)まで、南山ゴル韓屋村伝統工芸館にて伝統文様と現代的な文様の韓国の凧50点余りを一カ所に集めた展示会を開催します。凧上げは、年初に子どもだけでなく、大人も色々な形の凧を空に上げて遊ぶという民俗遊びでした。また、その年の災難を遠くに飛ばすという意味で、糸をわざと切って凧を飛ばすこともありました。
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今回の展示には、ソウル特別市の無形文化財第4号凧上げ技能保有者のノ・ユサン翁のほか履修者などが参加しました。展示される凧としては、昔から伝承されてきた伝統文様の凧や伝統文様を応用してより多彩な色感を出した現代文様の凧、そして統営(トンヨン)地方に口伝で伝わってきたという、壬辰倭乱(文禄慶弔の役)の際、李舜臣将軍が信号を伝える手段として使った戦術用の凧などが展示されます。