- 1日・3日地下鉄短期利用券、手荷物の保管・配送、外国語同時会話システムで構成
- ソウル市クリエイティブ行政3次発表会にて利便性、実現可能性、独創性部門で高く評価される
- ペク・ホ(白虎)社長「中国人をはじめ外国人観光客の増加に伴い、地下鉄を活用した政策を積極的に発掘」
ソウル交通公社(以下、「公社」)は、外国人観光客がソウル旅行を身軽で便利に楽しめるよう、1日・3日地下鉄短期利用券、外国語双方向会話システム、手荷物の保管・配送サービスを実施する予定であると発表した。これらのサービスは、公社職員の個人的な旅行経験を通じたアイデアから生まれたもので、7月にソウル市が主催したクリエイティブ行政3次発表会で最優秀賞を受賞している。
ソウル交通公社が提案した「外国人観光サービス」は、ソウル市クリエイティブ行政の趣旨及びソウル市の観光活性化政策と合致しており、利便性、実現可能性、独創性において優れている点が高く評価された。
【「トタGO」で旅立つソウル旅行】 … 地下鉄短期利用券
ソウル交通公社は、一定期間を定めてその間はソウル地下鉄を無制限利用できる、「トタGO」(仮称)の発行を準備中だ。ソウルを訪れる外国人観光客36.8%の滞在期間が4~7日である点を考慮して、1日券と3日券を優先的に検討中である。販売価格は、1日券5,600ウォン、3日券11,800ウォン(1日券比30%割引)を目安に論議が進んでいる。ソウル市など関連機関との協議を経て、下半期中に市民に最終公開する計画だ。
【言葉の壁、コミュニケーションテクノロジーで克服】 … 外国語同時会話システム
外国語同時会話システムは、さまざまな国籍の外国人が、リアルタイムで正確な地下鉄の利用情報の案内を受けられるコミュニケーションプログラムだ。駅員と外国人がそれぞれの母国語で話すと、双方向透明ディスプレイに自動的に各自の言語(文字)で通訳されるシステムだ。
公社は今年、外国人輸送人数の大幅増加と外国人観光客の国籍の多様化に伴い、外国語同時会話システムが、駅員と外国人乗客の双方に高い満足度を与えられることを期待している。
2022年上半期基準の外国人輸送人数は1日平均1275人だったのに対して、2023年の同期間は1万2729人を記録し、約9倍に増加している。
【両手は軽く、ソウル旅行は自由に】 … 手荷物配送サービス(「トタケベ」)
手荷物配送サービス(「トタケベ」)は、空港と地下鉄駅間の手荷物を配送してくれるサービスである。手荷物の配送だけでなく保管まで可能で、重い荷物を持ち歩かなくてもいいなど、利便性と安全性に優れている。
公社は今後、多くの観光客が利用する拠点駅を中心に、拡大を検討する計画だ。訪問受付のほか、ホームページ(
www.tluggage.co.kr)でのオンライン受付も可能である。