– 10月1日(木)~10日(土)、中国の国慶節などを迎え、「2015外国人観光客歓待週間」を運営
– 観光業界とともに観光客支援に総力、9か所の臨時案内所の運営などで観光客が感じる不便解消
– コリアグランドセール、韓流スターメガコンサート、ストリート公演など、様々なイベントを提供
– 10月6日(火)、中国人観光客歓迎の日を運営、フォーチュンクッキーを配るなど多様なイベントを実施
□ ソウル市が民間と連携して「ソウル観光活性化対策」を実施し、市長団の中国訪問セールスを推進するなど、MERS(中東呼吸器症候群)の流行で落ち込んだ観光市場を早期に復活させるため全方位的に乗り出してから、前年同期比半分にまで減少した観光客数が73.5%の水準(8月現在)に回復した。
□ ソウル市は、この勢いで、中国観光客のピークシーズンである国慶節を起点として観光市場の低迷を完全に克服するため、「2015外国人観光客歓待週間」を10月1日(木)から10日(土)まで運営すると発表した。
□ 韓国観光公社によると、今回の国慶節期間に韓国を訪問する中国人観光客数は、約21万人で、前年に比べ30%強増加する見込みで、10月の観光客数が前年より7%増加するとみられる。
□ この期間中ソウル市は、外国人が特に多く訪れる明洞(ミョンドン)、南大門(ナンデムン)、梨泰院(イテウォン)など主要観光名所を中心に歓迎のメッセージを大々的に発信する計画だ。2014年の春から運営され、今回の秋で4回目となるこの行事は、特にソウル市の観光特区地域である明洞、南大門、東大門(トンデムン)、梨泰院、蚕室(チャムシル)、COEXを中心として、観光客に案内サービスや様々なイベントを提供し、ソウル観光のポジティブなイメージを発信している。
□ 今秋の歓待週間にソウル市は、ソウル市観光協会、地域商人会(9つの観光特区協議会)、観光訪問委員会、自治区など観光関連団体や機関、民間との協力を通じて、MERS終息後再びソウルを訪れた観光客に、感謝と心温まる歓迎のメッセージを伝えるとともに、観光客が心地よく旅行できるよう総力を挙げるとしている。
□ ソウル市とソウル市観光協会は、8月31日、約500人の観光業界の関係者が参加した「ソウル観光人ハンマウム(心をひとつに)大会」を通じて、ぼったくりなど間違った慣行を是正し、品格の高いソウル観光を目指すため、「ソウル観光宣言」を発表し、業種別にスマイル広報大使を選定するなど、サービスの質を高めるために努力している。
□ まず、MERS終息後、再びソウルを訪問した観光客に満足を超えた感動を感じてもらえるよう、買い物、文化などソウルの多彩な魅力を発見できる様々な機会を提供する。例えば、コリアグランドセール(10月31日まで)をはじめ、韓流スターメガコンサート(10月6日)、花火フェスティバル(10月3日)、至上最大のソウルバザー祭り、ハイ・ソウルフェスティバルなど、ソウルで開かれる様々な祭りやイベントが用意されている。
□ 普段より多くの外国人観光客がソウルの主要観光名所を訪れるだけに、案内サービスや観光に関する苦情を処理するための臨時観光案内所が梨泰院など9か所で運営される。
臨時観光案内所の設置場所
特区 | 設置場所 | |
鐘路区 | 鐘路(チョンノ)清渓(チョンゲ) | 広蔵(クァンジャン)市場 北2門の入り口 |
中区 | 明洞 | 観光警察ブースの隣 |
南大門 | 宗礼門の向こう側の輸入品商店街の入り口 | |
北倉洞(ブクチャンドン) | 食べ放題街内 | |
茶洞(タドン)・武橋洞(ムギョドン) | 清渓広場 オブジェの右側 | |
東大門ファッションタウン | DDP周辺ののマックスタイル前 | |
龍山区 | 梨泰院 | 緑莎坪(ノッサピョン)広場 |
江南区 | 江南マイス | COEXの東側の門 |
松坡区 | 松坡(ソンパ)蚕室 | 蚕室駅 地下商店街内 |
□ また、観光案内所を通じて観光特区内で発生したぼったくり被害などの問題を受け付けた場合、観光特区協議会が直ちに現場へ立ち入り、仲裁・解決に乗り出す。調整がうまくいかない場合、観光特区協議会が設けた「外国人観光客被害補償基金」を通じて外国人限定の現金補償制度を運営する。ソウルを訪問した外国人観光客が不愉快な思いをしたまま帰国しないようにケアすると同時に、安心してまたソウルを訪れるよう、観光特区内の商人が中心となり、自主的に取り組んでいる。
□ 観光案内所では案内だけでなく、▲観光特区内のお店クーポンブックの配布 ▲伝統体験イベント ▲ストリート公演など 多彩なイベントを開催し、観光客の満足度を高める予定。
□ また、中国国家旅游局のソウル支局との協力を通じて、「中国観光客歓迎の日」を運営し、観光案内所に立ち寄った中国人観光客を対象にフォーチュンクッキーを配るなどのイベントを進める計画だ。
□ ソウル市観光政策課のイ・キワン課長は、「MERSの流行により低迷した観光市場の活性化に向け、中国訪問セールス、ソウルトラベルマートの開催、海外マーケティングの展開など、ソウルの観光業界と力を合わせ努力してきた」とし、「今回の歓待週間を通じて、観光客に『またいきたい都市、ソウル』のイメージを強く残すため、ソウルの魅力発信に最善を尽くすつもりだ」と話した。
□ お問い合わせは、歓待週間運営本部(ソウル特別市観光協会のイ・サンジュン ☎02-2138-7411)まで。
□ 「2015秋の観光週間」ポスター、案内所のイメージなど
ポスター | 臨時案内所 |
ポスター | 臨時案内所 |
□ 「2015春の観光週間」運営の姿
南大門案内所運営の姿 | 案内所運営の姿 |
案内所運営の姿 | 蚕室案内所を訪れた外国人 |
東大門案内所 伝統公演 | 明洞 壷投げ体験 |