ソウル市は海外の「姉妹・友好都市青少年招聘職業訓練プログラム」の一環として、韓国を訪れた60人の若者のために7月18日から21日までの3泊4日間、産業視察および文化体験の時間を設けた。
招聘された外国人の訓練生はソウル市立職業専門学校で先進的な産業技術を学んだ後、更に韓国の発展モデルを実体験するため、浦項(ポハン)製鉄(POSCO)やヒュンダイ自動車などの産業団地を視察し、韓国産業発展の生きた歴史を学んだ。
また、ユネスコに登録された慶州(キョンジュ)の仏国寺(プルグクサ)と天馬塚(チョンマチョン)、韓国八景の一つに数えられる釜山(プサン)の海雲台(ヘウンデ)、世界7大自然奇観の候補地である済州道(チェジュド)を訪れ、韓国の美しさを満喫した。内陸国のブータンやモンゴルからの訓練生は、海と海水浴ははじめての体験だったという。
外国の青少年60人は、外国の姉妹・友好都市との交流事業の一環としてソウル市が実施している「姉妹・友好都市青少年招聘職業訓練プログラム」事業の選抜を受け、現在、市立ソウル総合職業専門学校と市立エリム職業専門学校において、産業技術教育を履修している。今年の12月には受講を終え、帰国する予定である。
訓練を終え、帰国した修了生の最近4年間の就職率は80%(訓練分野および関連業者への就職率は70%)、大学や大学院への進学率は15%という結果となっており、ソウル市立職業専門学校での訓練経験が学生の就職に役立っているだけでなく、新しいことにチャレンジする動機づけの役割も果たしているという評価を受けている。
ソウル市は外国の青少年の産業視察体験の感想を詳しく紹介し、「姉妹・友好都市青少年招聘職業訓練プログラム」の参加者がソウル市の外交活動の足がかりの役割を果たしてくれるだろうと期待している。