順位 | 分野 | 政策名 | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|---|---|
1 | 未来感性都市 | 風納洞土城一帯に ソウル百済歴史遺跡地区を造成 | 3477 | 7.8% |
2 | 未来感性都市 | 子供の遊び・体験・休息の空間 「ソウル水再生体験館・公園」の開館 | 3305 | 7.4% |
3 | グローバル先導都市 | アジア代表フェスティバル 「2022ソウルFESTA」の開催 | 3185 | 7.1% |
4 | グローバル先導都市 | ソウル投資庁の設立など、投資したい 「アジア金融中心都市、ソウル」 | 2663 | 6.0% |
5 | 安心都市 | マニュアルで守るソウルの安全 「マニュアル安全都市、ソウル」 | 2620 | 5.9% |
6 | グローバル先導都市 | ソウルを世界ビューティー・ファッション・感性産業の中心地に「世界ビューティー産業ハブの構築」 | 2246 | 5.0% |
<ビジョン2030、外国人が期待している優秀な政策1~3位の詳細>
外国人が期待を寄せるソウル政策第1位は、ソウルの東にある「風納洞(プンナッドン)土城一帯にソウル百済歴史遺跡地区の造成(3477票、7.8%)だった。 ソウルは、古代百済の首都「漢城(ハンソン)」から始まり、高麗時代に「南京(ナムギョン)」、朝鮮時代の漢陽(ハニャン)に至るまでおよそ2000年の間朝鮮半島の中心だった歴史を持っている。 ソウル市は、伝統・現代・未来が共存する都市を作るため、2千年の歴史の始まりと言える百済歴史遺跡地区を造成し、「2千年歴史の都市」としてのアイデンティティを深めていく計画だ。 風納洞土城一帯の百済遺跡の歴史性を究明すべく、この地域を含め、南側の夢村土城(モンチョン・トソン)や石村洞古墳群(ソクチョンドン・ゴブングン)などの発掘調査を続ける一方、百済王都遺跡に関する学術会議や市民参加型プログラムなどを運営し、遺跡の歴史を発信・教育して「百済歴史遺跡地区」の世界遺産拡張登録の準備を進める考えだ。 外国人が期待を寄せるソウル政策第2位は、「子供の遊び・体験・休息空間が集まった『ソウル水再生体験館・公園』の開館(3305票、7.4%」だった。 国内最大規模の下水処理施設である西南(ソナム)水再生センターの老朽化した施設を更新する。下水施設は地下に移動させ、地上空間に子供が思いっきり楽しめる「水再生体験館・公園」を造成する。 下水処理過程や水の再利用などについて子供たちの理解を助けるアニメーションや様々な体験・教育プログラムが用意される予定。 体験館の外には子供用の水遊び場、緑の癒しの空間など延べ52000㎡規模の野外テーマスペースが設置される計画で、市民が気楽に休める休息空間として造成される。 外国人が期待を寄せるソウル市政策第3位は、アジア代表フェスティバル「2022ソウルFESTA(3185票、7.1%)」の開催だった。 K-popや映画、ドラマのみならず、ビューティー、グルメ、ファッションまでソウルは世界のトレンドをリードしている。このような韓流への関心を観光につなげ、ウィズコロナ時代に増加が予想される観光消費を先に確保するため、ソウル市は2022年8月に「SEOUL FESTA 2022」をソウル全域で開催することを決めた。このフェスティバルは、グローバル韓流スターの公演、グルメ・ビューティーなど新韓流フェスティバル、ショッピング・エコプログラムなど様々な韓流コンテンツが集約された、まさに観光大フェスティバルと言える。 また、コロナ時代が終わり、観光が正常化される思われる2023年から毎年5月に「SEOUL FESTA」を続けて開催し、アジアを代表する観光フェスティバルとして盛り上げていく考えだ。 ソウル市のユン・ジョンジャン市民疎通企画官は「今回の投票を通じて、「ソウルビジョン2030」に対する外国人の高い関心が見て取れた」とし「特に関心の高かったソウル未来像の『グローバル先導都市』、『未来感性都市』というコンセプトを中心に、ソウル市の政策の推進過程を持続的に発信し、変化するソウルのダイナミックな姿を海外に紹介して、ソウルの魅力を積極的に発信していきたい」と語った。