- 11/19~11/26の8日間、2019年ソウル市優秀政策アンケート実施
- 国内外の外国人計11,872人がオンライン投票に参加、得票数1位は「公共Wi-Fi構築」
- 外国人に支持される政策を把握し、関連コンテンツをソウル市外国語版ホームページやSNSでPRするなど、ソウル市の優秀政策の拡大に活用
ソウル市の都市ブランド担当室は、2019年11月19日から11月26日までの間、国内外在住のグローバル市民を対象に「2019年ソウル市優秀政策投票」を実施した。投票はソウル市の外国語版(6か国語)ホームページ(
english.seoul.go.kr)に開設した特設ページを通じて計11,872人が参加した。このうち、英語圏の投票者が最も多く全体の73%を占めた。
投票の結果、1位は「2022年までにソウル全域に無料公共Wi-Fi構築」、2位は、国連公共サービス賞を受賞した「非常用公共ナプキン配置」、3位は自分自身の将来を自力で設計し社会に進出できるようサポートする「青年手当」が選ばれた。得票数はそれぞれ、6,244票(17%)、4,383票(12%)、3,597票(10%)だった。
12個の優秀政策候補は、外国語版ホームページで発信した政策を、投資、再生、環境、観光、文化、福祉などの分野ごとに分けて選定。言語圏別では、公共Wi-Fiの構築が全言語圏を通じて最も人気が高く、中国語繁体圏(香港、台湾など)と日本語圏では漢江モンタン・サマーフェスティバル、公共自転車タルンイもランクインした。
市民疎通企画室のパク・ジニョン企画官は「グローバル市民がソウル市政を身近に感じられるよう言語圏別にコンテンツを発信し、優秀政策のさらなる拡大に向けて取り組んでいきたい」とし「今回の得票結果は、今後、都市ブランドイメージ構築のためのコンテンツ制作の参考にしたい」と話す。
◆ 外国人が選ぶ「2019年ソウル市優秀政策」投票結果
外国人が選ぶ「2019年ソウル市優秀政策」投票結果
順位 |
得票数 |
市政名 |
1 |
6,244 |
ソウル全域に無料公共Wi-Fi構築 |
2 |
4,383 |
非常用公共ナプキン配置 |
3 |
3,597 |
青年手当 |
4 |
3,421 |
公共自転車タルンイ |
5 |
3,272 |
漢江モンタン・サマーフェスティバル |
6 |
2,744 |
音楽島に生まれ変わった「ノドゥル島」 |
7 |
2,625 |
ソウル型有給病気休暇 |
8 |
2,381 |
グローバルスタートアップイベント |
9 |
2,318 |
ソウルチェクポゴ(本宝庫) |
10 |
2,064 |
新婚夫婦住居支援 |
11 |
1,537 |
都市建築ビエンナーレ |
12 |
1,131 |
3.1独立運動100周年記念行事 |
◆ 優秀政策説明資料
優秀政策説明資料
順位 |
政策名 |
参考内容 |
1 |
ソウル全域に
無料公共Wi-Fi
構築
|
□ 2022年までに公共Wi-Fi・IoTによる「データフリー」都市を実現
□ 都市全域に世界初の毛細血管式独自通信網「S-Net(スマートソウルネットワーク)」を構築 |
2 |
低所得層向け
非常用公共
ナプキン支援 |
□ 2019年6月、「ジェンダー平等を目指す公共サービスの推進」分野で国連公共サービス賞受賞
□ 非常用ナプキンの配置を160機関に拡大、女性の健康権増進に貢献 |
3 |
青年手当
(就業支援) |
□ 青年手当未受給者に比べ「失敗に対する免疫や自信、社会への信頼度」が大幅に上昇
□ 2018年社会活動調査の結果、就職・創業が40.8%、創作活動が64%、求職目標達成に
「大変役立つ」との回答が83%
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