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ソウル市総合ニュース

  • 外国人から見たソウルG20サミット

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    韓国人としての国民意識を世界にアピールしよう

        一国がG20サミットを開催するというのは、非常に大きなイベントの招致であり、大きな意味を持つこということは言うまでもありません。世界の金融、経済の安定といった側面だけにとどまらず、韓国という国、そしてソウルという都市にとっても、きわめて大きな意味があります。

        もちろん、サミットで議論されるテーマは、よりマクロでグローバルなものでありますが、多くの外国人は、世界のマスコミを通じて韓国という国が報道され、広く知られることによって与えられた機会というものを決して無駄にすべきではないと思っています。韓国に設立された、外資系企業の支社の代表として派遣された外国人の主な役割と任務の一つは、会社の中で、その企業の韓国代表として支社をうまく経営することでしょう。

        そのような立場にいる人々は、本社から決定権を与えられた役員たちが韓国を訪問することを、さらに韓国支社に対して良い印象を持って帰ってもらいたいと強く望んでいることでしょう。韓国という国に対して確信と信頼を持ってもらうことで、本社から資金支援などの様々な支援を受けやすくなるからです。G20サミットはそうした国際企業とその役員たちが関心を持って見守るイベントであることは間違いありません。

        同様に、日々一生懸命暮らしている一般の韓国民及びソウル市民もまたプラスの効果を期待することができます。だからこそ、私たちはひるむことなく、遠慮することなく、堂々と私たちの姿を世界の人々に見てもらいましょう。韓国の誇るべき伝統の一つである儒教思想に基づいた礼儀正しい姿を、そして他人を尊重し、配慮する姿を。国民全ての人々を守るために制定された法律やルールを皆が順守することにより、韓国の水準の高い市民意識を世界にアピールしましょう。

    – アラン・ティムブリック(ソウル・グローバルセンター館長、英国) –


    ソウルG20サミット・ボランティア団発足式, 環境にやさしいグリーンカーの試運転, ソウルG20サミット成功祈願ハイソウル国際ウォーキング大会


    韓国を世界経済の中心へと発展させることのできる機会…国のことを優先して考えよう

        10月1日、普信閣(ポシンガク)周辺でG20に反対する抗議集会が行われていたので行ってみました。そこで私はソウル市民の様々な立場を理解することができました。ある人は「ソウルG20サミットは資本主義の陰謀だ」と主張し、またある人は「政府は国民の税金を無駄遣いしている」と非難していました。

        外国人として、彼らの気持ちや考え方を十分に理解することはできますが、ソウルG20サミットは韓国にとって開催するだけの価値のあるイベントだと思います。なぜなら、G20ソウル・サミットの開催により、韓国の国家ブランドとしての価値が高まるだけでなく、韓国を世界経済の中心へと発展させることができるからです。今、世界経済が大きな曲がり角に差しかかっている中、韓国がG20の議長国として世界経済システムの中で発言する主導権を握ることができれば、国の長期的発展において非常に大きなプラスとなることでしょう。ですから、今、韓国の国民は、個人の利害得失にとらわれることなく、国全体のことをまず優先して考え、可能な限りソウルG20サミットの成功に向けてともに努力すべきだと考えます。

        ご存知のとおり、今回のソウル・サミットには、3つの新しい議題が掲げられています。私はこのうち、開発というテーマにいちばん大きな関心を持っています。韓国は新興国と先進国をつなぐ架け橋の役割を果たすべきだと思います。開発という議題こそが私たちが金融危機以降も長期的に関心を持って解決していかなければならない課題だと思います。それで、11月にどのような具体的な結果が出されるのか、大きな期待を持って注目しています。

    – オソル(復旦大学大学院 国際政治学科学生、高麗大学交換学生、中国) –


    先進国と新興国をつなぐ架け橋の役割を

        2010年11月11日と12日、5回目のG20サミットが韓国のソウルで開催されます。現在、韓国に留学している中国の学生として、今回のサミットの成果、そして開催国である韓国の国際社会における役割が拡大することに大きな期待を寄せています。

        持続可能な発展は、地球環境の保全のために、自然の許す範囲内で経済、社会、環境などの各部門がバランスよく調和をなしつつ発展していくことを意味します。この概念は21世紀の人類が目指すべきものであり、新しい発展のパラダイムとして認識されています。様々な国が今回のサミットを契機に意見の一致を図ることで、先進国と新興国がともに持続可能な発展を可能にするようなモデルが提示されることを期待しています。

        一方、韓国は、半世紀前の戦争の廃虚から見事に立ち上がり、今や経済開発、通貨危機の克服、金融危機からの脱却など、様々な経験をしてきた先進国です。こうした点で、韓国は新興国がかかえている困難をよく理解し、代弁できるだけでなく、先進国と新興国をつなぐ架け橋の役割を果たすことのできる十分な要件を備えていると思います。また、韓国と中国は1992年の国交正常化以来、政治や経済、文化、教育など、様々な分野に渡って交流を継け、拡大させてきました。2008年、韓国と中国は両国の関係を「戦略的協力パートナー関係」に引き上げ、より一層緊密な関係を維持しています。韓国と中国はアジア地域の主要国として、アジアの経済発展、地域安定などの主な懸案に対して中核的な役割を果たしています。ですから、韓国と中国は今後も平和共存の原則に基づき、世界の平和と発展に大きく貢献していくと確信しています。

    – ナム・ムンス(高麗大学交換学生、中国) –