ソウル市地下鉄9号線の第2段階(論峴洞〜蚕室総合運動場)工事が進行中であるが、現在、最大の難工事区間である地下鉄2号線の下部を通る地下鉄9号線・蚕室運動場区間の建設が順調に進んでいる。地下鉄2号線では1日230万人が利用している運行区間の安全を確保するため、韓国初の新工法が導入されている。
この工事はアメリカのディスカバリーチャンネルが地下鉄建設の中でも特に難しいケースとして紹介するために3月にロケをした。今年の秋にはアメリカをはじめ、世界の3D専門チャンネルにより放映する予定である。
1974年に1号線が開通して以来、ソウル市は38年間蓄積されたソウル市の都市鉄道の建設技術を東南アジア、中東、南米など世界の主要都市に輸出する方法を模索している。多くの専門家とともに韓国、シンガポール、コロンビア、インド、サウジアラビア、中国(香港) の6カ国94人のマスコミと地下鉄事業の関係者が、韓国ではじめて試みられている新工法に関心を寄せ、現場を見学した。
ソウル市は現在、9つの路線の地下鉄(316.9km)と国鉄(111.1km)を保有しており、292の駅と3,659台の電動車を運行している。地下鉄9号線の第2段階工事は、2008年6月に着工した江南区論峴洞から蚕室運動場まで、停車場5ヶ所を建設する工事であり、2014年に完工する予定である。