世界最大級の国際環境機構である「イクレイ(ICLEI)東アジア本部」が7月30日(火)、ソウルグローバルセンター(鍾路区 鍾路38(瑞麟洞))に拡張移転した。
イクレイは1990年、環境問題に関する地方自治体間の国際協力を図ろうと設立された。公式名称は『イクレイ-持続可能性を目指す自治体協議会』で、世界事務局(本部)と東アジア(ソウル)・南アジア(ニューデリー)・アフリカ(ケープタウン)など8つの地域事務局及び韓国(水原)・アメリカ(オークランド)など4つの国家事務所から構成されている。そして、イクレイには現在、84ヵ国にある1,000を超える自治団体及び自治団体連合機構が登録している。
ソウル市は出入国管理事務所、国際仲裁センター、シティネット、外国公館などの公共機関及び国際機関が同じ建物内にあるため、相互の協力が円滑に行われ、業務の効率化が実現できると期待している。
イクレイ東アジア本部は、今年の下半期に東アジア地域の環境に大きな影響を与えている中国各都市を対象に、気候・エネルギーなどイクレイ・ビジョンと連携したプログラムを実施し、中国各都市との国際的協力関係を強化するとともに、環境に対する関心を高めていく予定だ。