ソウル市は2月4日午前10時、伝統行事の小正月を迎え、鍾路区(チョンノグ)・桂洞(ケドン)にある北村(プクチョン)文化センターにおいて「小正月行事」を行う。
北村の住民などが参加する今回の行事では、新年の願いが込められた公演と歳時行事体験など、様々なイベントが行われる。
主なイベントは、新年の願いが込められた北村芸術団の楽しい「地神踏み」公演と、一年の太平と豊年を祈願する伝統音楽公演が続く。
また、家族連れで参加できる「福笊籬(ポクチョリ)づくり」、「凧づくり」、「クィバルギスル(耳明酒)試飲会」、「歳時行事料理体験」などを通じて、今年の福を願うことができる。
米とぎ笊(ざる)を満たすように福が多く訪れるように願いを込め、小正月には福笊籬を互いに配った風習があるが、それを「福笊籬づくり」イベントで体験することになる。小正月の朝、冷たい酒を飲むと頭がすっきりし、一年間耳の病気に掛からず、良い知らせだけが舞い込むといわれている「クィバルギスル試飲会」も行われる。
また、プロム(小正月の時、栗、胡桃のように硬い殻に包まれた果実)を食べると、一年間できものの予防になると信じられた。またヤクパッ(もち米、ごま油、棗(なつめ)などをいっしょに蒸した飯)、五穀米、ワラビ、シイタケ、切り干しきゅうり、切り干しカボチャ、干した茄子の皮、干した大根の皮、干したナムルなどを食べると、夏バテせず健康に一年が過ごせるといわれている。隣人との親睦を図り、親睦を願う意味でこれらの料理を皆でいっしょに食べることで、心がより豊かになる北村祭りになるはずである。
イベントに関するお問い合わせ:ソウル市北村文化センターT.02-3707-8388, 8270
ホームページ:http://bukchon.seoul.go.kr