ソウル市は冬の豪雪と火災に備え、災難危険施設に該当する伝統市場、築年数の古い公共施設、老巧化マンションやアパートなど計214ヵ所に対し、2013年12月2日(月)から6日(金)までの5日間、特別安全点検を実施した。
● 2013年12月10日から19日まで伝統市場や老巧化した公共施設など災難脆弱施設14ヵ所を安全点検・標本調査
冬季の油類・ガス・電熱器の使用増加による火災発生の危険性が高い14ヵ所を選び、冬の豪雪・強風に備えて6つの部門(電気・ガス・消防・建築・土木・機械)を対象に標本調査・安全点検を実施した。今回の安全点検は各界各分野の専門家、公務員、大学生オンブズマンなどで構成された合同点検チームにより行われた。
これはソウル市で随時行っているテーマ別安全点検の一環であり、夏季にはキャンプ場、融雪期には壊れやすい石垣や壁、正月や秋夕(旧暦の8月15日)には伝統市場などの販売施設を点検する。
該当する建築物の安全性が冬の豪雪・強風に耐えられるか、また電気・ガス・火災報知設備などが適切に作動するかなどを点検し、不適切な内容が発見された場合、その場で直ちに措置を施した。安全性に問題がある場合には倒壊防止用支え棒、落下物防止ネット、接近防止用柵を設置するなど応急措置を施す予定だ。
ソウル市は今回の特別点検に引き続き、融雪期の安全事故発生を防ぐため、2013年の春までに今まで行ってきた周期的な安全点検に一層万全を期する。それとともに、補修・補強及び撤去が必要な場所に対しては施設別に計画を立て、災難危険施設の問題を漸次的に解消していく計画だ。
応急措置前
応急措置後