光化門(クァンファムン)広場に、公式文字としてハングルを採択したチアチア族の人々の物語に触れることができる場が設けられた。ソウル市は、光化門広場「世宗(セジョン)物語」展示館内に「チアチア・ハングル物語館」を造り、2月 12日(金)に開館した。インドネシアのブトン島に住んでいる6万人余りのチアチア族に関する基本的な情報が展示される。
チアチア・ハングル物語館では、チアチア族の人々がハングルを公式文字として採択することになった背景や、ハングルを習う過程などを説明する写真資料などが展示される。また、多様なコンピュータ・プログラムを使って、チアチア語がハングルの子音や母音と結合し、言語体系になるまでの過程を見ることができるほか、彼らの日常生活での言語や簡単な挨拶などに触れることができる。さらに、訓民正音学会が開発し、現在チアチア族が使っているハングル教材も展示されている。
ソウル市は、今後もハングルで一つになったチアチア族との多様な交流を通じて、一日も早くチアチア族がハングルを公式文字として定着させられるように支援し、さらに、こうした活動によってハングルの優秀さを世界に広く知らせていきたいとしている。