「市民名誉労働オンブズマン」任命式での挨拶
月日:2012年4月13日 会場:ソウル市庁西小門庁舎懇談会場
ここ数日の間に花が咲き、若葉も芽生えました。美しい光景に見とれてしまい、つい触れたくなる、そんな今日この頃です。このような日に、苦労しながらソウル市で働く労働者のために活動する「市民名誉労働オンブズマン」の皆様にお会いできてとても嬉しいです。特に貴重な時間を割いてご出席くださったハ・ジョンガン教授に心から感謝申し上げます。
ソウル市は人口1千万人の都市で、労働者は約387万 6千人(昨年8月時点)です。そのうち、非正規雇用は約130万 6千人(約33.7%)です。ソウル市が労働者の権益保護を図るべき理由を統計からも十分に知ることができます。
しかし、それはソウル市の力だけでは不十分です。当事者である市民の皆様の積極的な関心と参加、ソウル市との協力が必要です。しかし、様々な労働問題を解決しようとしても、零細弱小事業所の労働者にはこれを積極的・実質的に解決する力がありません。彼らの身代わりとなって駆け回り、彼らの声をソウル市に届ける専門家や友人が必要です。これから2年間、皆様がその友人になるのです。
市民名誉労働オンブズマン制度は、ソウル市が全国で初めて導入した制度です。皆様はこの制度の最初の参加者であり最初の友人です。
皆様の友情が実質的な力を発揮できるよう、皆様の活動が無駄にならないよう、ソウル市も全力を尽くします。ありがとうございました。