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交通ニュース

  • 今注目の「ホットな地下鉄駅」はどこ?「チャムシル駅・ソンス駅」

  • ソウル市総合ニュース SMG 27
    • ソウル交通公社、2024年輸送統計発表…総走行距離は地球1,049周分、輸送人員は世界人口の30%相当
    • 2号線輸送人員は1日平均196万人で全国5都市の地下鉄を合わせた輸送人員上回る
    • 春の花祭り期間に乗客最多、外国人観光客増加によりキンポゴンハン駅乗車人員28%増

    2024年におけるソウル地下鉄の総走行距離は地球1,049周分に相当し、延べ輸送人員は世界人口の約30%にあたる24億人に達した。2号線の「チャムシル駅」がカンナム駅を抑えて2年連続乗降人員1位の座に輝く一方、7年前は40位近くに留まっていた2号線のソンス駅が13位に躍り出てソンスドン(聖水洞)の高い人気を裏付けた。ソウル交通公社が19日、このような内容を盛り込んだ「2024年ソウル地下鉄1~8号線輸送統計」を発表した。

    <1年間で地球1,049周分の距離を走行し延べ24億人輸送…5月、金曜日、夕方6~7時の利用者が最多 >

    ソウル地下鉄1~8号線は昨年、合計160万499本運行し、4,204万917kmを走行した。これは地球の周囲(4万75km)を1,049周した距離、またはソウル・釜山間(400km)を5万2,551往復した距離に相当する。前年に比べて列車の運行本数が9,096本増加したのに伴い、総走行距離も87万3,826.4km増加した。4・5・7号線の混雑を緩和するための増便と8号線の延長線であるピョルネ(別内)線の開通が重なった結果だ。

    総輸送人員は前年比2.5%増の延べ24億1,752万人で、1日平均660万5,250人と集計された。24億人というのは、世界で人口1~2位を争う中国とインドの人口を合わせた数に相当し、世界人口の30%がソウル地下鉄に一度は乗った計算になる。

    輸送人員=乗車人員+乗換流入人員、乗降人員=乗車人員+降車人員

    月別輸送人員を見ると、行楽客の増える5月が2億1,159万4,259人と最も多く、忘年会などの影響で12月(2億1,114万6,518人)、11月(2億1,073万3,023人)がその次に多かった。曜日別では、金曜日に最も乗客が多く、日曜日に最も少なかった。

    ○ 月間輸送人員

    (単位:人)

    月間輸送人員 – 1月、 2月、 3月、 4月、 5月、 6月、 7月、 8月、 9月、 10月、 11月、 12月
    1月 2月 3月 4月 5月 6月
    196,647,285 180,070,271 208,968,445 208,540,419 211,594,259 196,094,026
    7月 8月 9月 10月 11月 12月
    203,746,618 192,221,060 187,349,018 210,410,445 210,733,023 211,146,518

    ○ 曜日別1日平均輸送人員

    (単位:人)

    曜日別1日平均輸送人員 – 月曜日, 火曜日, 水曜日, 木曜日, 金曜日, 土曜日, 日曜日
    月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日
    6,990,866 7,348,670 7,205,155 7,415,001 7,627,655 5,546,374 4,020,992

    また、1日のうち夕方6時から7時の間に乗降人員が最も多く、始発の午前5時30分から6時の間は、利用者数が真夜中以降の時間帯より70%以上多かった。

    ○ 1日の中で平均乗降人員が上(下)位の時間帯

    (単位:人)

    1日の中で平均乗降人員が上(下)位の時間帯 – 18:00~19:00, 08:00~09:00, 17:00~18:00, ~06:00, 24:00~
    18:00~19:00 08:00~09:00 17:00~18:00 …… ~06:00 24:00~
    885,995 853,605 702,478 74,007 43,092

    1年のうち最も乗客が多かった日は「3月28日木曜日」だ。1日平均輸送人員の660万人より186万人多い846万人が地下鉄で移動した。ヨイド(汝矣島)やソクチョン(石村)湖など、ソウル各地で開催された春の花祭りに行楽客がどっと押し寄せ、利用者数が急増したものとみられる。

    ○ 一方、輸送人員が最も少なかったのは旧正月の2月10日土曜日で、普段の35%にあたる231万人が地下鉄を利用した。

    <「チャムシル駅」、カンナム駅を抑えて乗降人員1位…上位10駅のうち8駅が「2号線」>

    昨年、ソウル地下鉄1~8号線273駅の中で最も多くの乗客が利用した駅は「2号線チャムシル駅」で、1日平均15万6,177人が乗降した。

    ○ 1日平均乗降人員上位10駅

    (単位:人)

    1日平均乗降人員上位10駅 – 1位, 2位, 3位, 4位, 5位, 6位, 7位, 8位, 9位, 10位
    1位 2位 3位 4位 5位
    チャムシル(2)駅 ホンデイプク駅 カンナム駅 クロデジタルダンジ駅 ソウル(1)駅
    156,177 150,369 149,757 106,085 105,634
    6位 7位 8位 9位 10位
    シンリム駅 サムソン駅 コソクターミナル(3)駅 シンドリム(2)駅 ソンルン駅
    104,459 102,631 98,434 98,023 96,542

    2位はホンデイプク駅(15万369人)、3位はカンナム駅(14万9,757人)と続いた。カンナム駅は1997年から2022年まで26年にわたり不動の1位に君臨していたが、2023年に初めて「チャムシル駅」に追い抜かれて2位となり、昨年は3位に転落した。

    乗降人員上位10駅のうち、1号線のソウル駅と3号線のコソクターミナル駅を除いた8駅はすべて「2号線の駅」が占めている。チャムシル駅、ホンデイプク駅、カンナム駅以外にも、クロデジタルダンジ駅、シンリム駅、サムソン駅が1日平均乗降人員10万人を超え、10位以内に入った。

    駅別だけではなく、路線別の統計でも2号線の独走が際立っていた。2号線は昨年、1日平均196万4,128人を輸送し、ソウル地下鉄1~8号線の中で最多の輸送人員を記録した。これは、ソウルを除いた全国5都市の地下鉄運営機関(光州・大邱・大田・釜山・仁川)の1日平均輸送人員をすべて合わせた数(約191万人)よりも多い。

    ○ 路線別1日平均輸送人員

    (単位:人)

    路線別1日平均輸送人員 – 2号線, 5号線, 7号線, 3号線, 4号線, 6号線, 1号線, 8号線
    ① 2号線 ② 5号線 ③ 7号線 ④ 3号線
    1,964,128 944,969 852,631 812,778
    ⑤ 4号線 ⑥ 6号線 ⑦ 1号線 ⑧ 8号線
    790,915 522,260 405,564 312,005

    <ノウォン駅・キンポゴンハン駅の乗車人員が大幅に増加、ソンス駅利用者数は7年間で57%増加し躍進>

    昨年、乗客が大幅に増加した駅もある。4号線と7号線の乗換駅であるノウォン駅は、乗車人員がそれぞれ37%・15%増と最も大きく増加した。ソウル交通公社は、老朽化したエスカレーターの交換工事が2023年に着工して昨年8月に完工し、全体的な利用環境が安定したためとみている。

    ○ 乗車人員の前年比増加率で上位の駅

    乗車人員の前年比増加率で上位の駅 – 順位, 駅名, 2023年度乗車人員, 2024年度乗車人員, 備考
    順位 駅名 2023年度乗車人員 2024年度乗車人員 備考
    1 ノウォン(4)駅 6,888,507人 9,447,944人 37.2% ↑
    2 キンポゴンハン(5)駅 3,101,029人 3,967,053人 27.9% ↑
    3 サンソン駅 1,878,721人 2,220,507人 18.2% ↑
    4 ノウォン(7)駅 7,161,380人 8,259,936人 15.3% ↑
    5 トゴク駅 1,774,070人 2,025,768人 14.2% ↑
    6 チチュク駅 2,321,295人 2,640,968人 13.8% ↑
    7 ソンス駅 13,549,483人 15,375,685人 13.5% ↑

    ソンスドン(聖水洞)が若者や外国人観光客に人気の「ホットプレイス」として定着し、2号線のソンス駅も躍進を重ねている。ソンス駅は2018年に1日平均乗降人員が約5万6千人で、42位に留まっていた。2021年に初めて20位以内に入ったかと思うと、2022年に17位、2023年に15位と着実に順位を上げ、昨年は1日平均乗降人員8万8,059人を記録して13位に躍り出た。7年で乗客が57%も増加したのだ。

    ソウル交通公社は、今回の統計をもとに地下鉄の利用パターンを綿密に分析し、変化するニーズに対応して市民のライフスタイルに寄り添う計画だ。

    ▲ 2024年度乗降人員1位を記録した2号線チャムシル駅のホーム

    ▲ 2024年度乗降人員1位を記録した2号線チャムシル駅のホーム

    ▲ 利用者数が急増している2号線ソンス駅の待合室

    ▲ 利用者数が急増している2号線ソンス駅の待合室

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