パク・ウォンスン(朴元淳)市長は7月28日、ソウル市の正式な要請を受けて同市を訪問した四川省の魏宏省長と面会し、両都市間における交流・協力の強化を約束するとともに、魏宏省長にソウル市の名誉市民証を授与しました。
今回の会談で、ソウル市と四川省は「友好交流・協力増進に関する了解覚書(MOU)」を締結しました。パク市長と魏宏省長は、経済や都市建設、観光など、多方面で交流・協力を強化するとともに、両都市間の交流を定例化することで合意しました。
ソウル市の名誉市民は、同市を訪問した主要外賓の中で市政運営に大きな功労のある外国人に与えられるもので、これまでコスタリカのラウラ・チンチージャ・ミランダ大統領(2012)などの各国首脳やサッカー韓国代表元監督のゴース・ヒディンク氏(2002)、アメリカンフットボールのハインズ・ウォード選手(2006)らに与えられました。
パク市長は、「魏宏省長は今後、ソウル市の名誉市民としてソウル市と四川省間の交流にもっと関心を持って支援してくれると期待している。ソウル市と中国の“西部大開発プロジェクト”の拠点都市である四川省との関係をもっと深め、文化・観光施設を利用する際の相互割引プログラムなど、両都市の市民にとって実質的に有益な政策と事業を共同で推進していきたい」と述べました。
四川省は、中国中西部内陸の中核地域で、中国政府が推進する「西部大開発プロジェクト」の中心都市です。ソウル市は、2008年に四川省大地震が発生した際に、中国大使館を通じて義援金30万ドルを中国政府に贈り(2008年5月21日)、被災した四川省の子どもたちにアリ水(ソウル市の水道水)10万本を贈呈(2008年6月5日)しました。
< 写真:ソウルフォトアルバムより >