新型コロナウイルス感染症に対して先制的に対処するため、パク・ウォンスン(朴元淳)市長は3ウォークスルー月27日(金)23時15分、市長執務室で45都市に及ぶ世界主要都市の市長らと共に「新型コロナウイルス感染症への共同対応のためのビデオ会議」を開き、ソウル市の防疫経験とノウハウを紹介した。
世界中の96の大都市で構成されたグローバルネットワークC40(世界大都市気候先導グループ)の議長であるエリック・ガーセッティ(Eric Garcetti)米国LA市長が、パク・ウォンスン(朴元淳)市長にビデオ会議を緊急提案し、海外から多くの関心を集めているソウル市の新型コロナウイルス感染症に対する防疫及び対処のノウハウに対する発表を要請したことから、会議が実現した。
当初45分間の開催予定だった会議は、参加者の熱い関心のもと延長して約70分間行われ、パク・ウォンスン(朴元淳)市長は「手遅れになるよりは過剰な対応の方が良い」というソウル市の感染症対応原則下における迅速な診断システムなど、ソウル市の先制的かつ迅速な対処政策について詳しく紹介した。
○ パク・ウォンスン(朴元淳)市長は迅速な検診のため、ドライブスルーやウォークスルーなどの選別診療所を導入して医療スタッフや患者の感染リスクを最小限に抑え、患者の重症度によって治療施設を分けて運営するなど対応力を高めるための革新事例を紹介した。
○ また、市民の移動を統制せずに大都市ソウルの都市機能を維持し、感染者の動線などの情報を透明に公開して感染リスクを遮断できたのは、成熟した民主的な市民意識があったからこそ可能だったと強調した。
このビデオ会議でエリック・ガーセッティLA市長は危機的状況においては都市間での経験及びノウハウの共有が重要であると強調した。また、ミラノのサラ市長はミラノで1か月間の封鎖措置を行った経験を通じて得た主なメッセージと勧告事項を共有し、シエラレオネにあるフリータウンの市長は、資源が少なく人口密度は高い都市環境での大流行に備える必要がある状況下の困難について言及した。
この他にもインドネシアのジャカルタ、米国のサンフランシスコ、インドのデリー、コロンビアのボゴタなど海外各国の主要都市の市長が、現在の各都市における新型コロナウイルス感染症の状況と対応策を伝え、ソウル市の優れた対応政策に対し高い関心を見せた。
エリック・ガーセッティLA市長は、会議の締めくくりにおいて今回の会議が一度限りのものではなく、情報共有プラットフォームなどを通じて持続的な協力を続けていくことを提案した。