ソウル市は、米ビルボードで1位を獲得し、世界の首脳たちが集まった国連総会で演説を行うなど、名実共にワールドスターとなったBTSが出演し、ソウルの魅力と観光コンテンツをアピールする7本の広告を制作した。これは、10月22日から1本ずつ公開し、テレビや、YouTube、Facebook、Instagramなどを通じて世界中に発信する。
BTSは、2年前からソウル市の観光広報大使として活躍している。彼らは、去年の広告「BTSのソウルライフ(BTS’Life in Seoul)」や、ソウルの温もりと美しさを込めた歌「With Seoul」のMVなどで、内外のファンたちに「観光都市ソウル」の魅力を広く伝えている。
今回の広告のスローガンは、「ソウルに最も詳しいソウル市民みたいに、ソウルで住んでみよう」というメッセージの「私みたいにソウルであなたも(Live Seoul like I do)」にした。コンセプトは、BTSメンバーが一人ずつ、ソウルの魅力を紹介する「私のソウルプレイリスト(My Seoul Playlist)」。
本広告は、ソウルを訪問する観光客の好みやニーズを分析した上で、食べ物、休み方、アクティビティ、見物、遊び、買い物、楽しめる物の7つのテーマを、7本のエピソードの中でそれぞれ紹介している。テーマ名は、▲Delicious Seoul ▲Relaxing Seoul ▲ExtremeSeoul ▲Historic Seoul ▲韓流(K-Wave) Seoul ▲Fashionable Seoul ▲Exclusive Seoulの7つ。
Delicious Seoul:メンバーのJUNG KOOKが、汝矣島(ヨイド)のパムトッケビ夜市場の風景とともに、気軽に楽しめるストリートフードの「フードトラック」、立ち食いカルビ屋さん、スイーツのビンスなど、ソウルの色んな食べ物を紹介する。
Relaxing Seoul:メンバーのJIMINは、ゆっくりと歩ける漢陽都城街(ハニャンドソンギル)と、漢江でカヤックを楽しみながら休んでいる人々の姿を紹介する。
Extreme Seoul:メンバーのRMが、北漢山(プッカンサン)でクライミングをやって絶景を目にする。また、ウォータ・ボム・ミュージック・フェスティバルで、水鉄砲で濡れながら公演を楽しむ人々、大規模の街頭応援など、活気に満ちたソウルの姿を紹介する。
Historic Seoul:メンバーのJINは、南山(ナムサン)ポンスデで行われる伝統武芸のデモや、博物館、陶器づくりなど、ソウルの歴史が感じられる活動を紹介する。
韓流(K-Wave)Seoul:メンバーのJ-HOPEが、K-Dance講座、K-Star Roadで自由に踊る人々、かわいい買い物ができるショッピングセンターなど、韓流文化を紹介する。
Fashionable Seoul:メンバーのSUGAは、個性あふれるストリートファッションや文化、そしてK-Beautyの体験をお勧めする。
Exclusive Seoul:メンバーのVが、高級な韓服(ハンボク)の体験と、五感で楽しめる韓食 プライベートダイニングを紹介する。
ソウル市は、「2023年ソウル観光客5千万」の達成を目指している。ソウル市は、ソウルで経験できる様々な観光コンテンツを、BTSが紹介する広告を世界中に発信することにより、多角化した観光客のニーズに見合ったソウルを積極的にアピールしたいと説明した。
本広告は、ソウル市公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/visitseoul)で初公開する。各エピソードは、10月22日(月)の午前10時に、総合編は、10月29日(月)に公開する。
公開後は年末まで、世界117ヵ国に配信中のKBSワールドをはじめ、東南アジア9ヵ国の900万世帯に配信するtvNアジアと、タイ・ベトナム・インドネシアのテレビで放映する。中国・日本・台湾・マレーシアにはYouTube、Facebook、InstagramのようなSNSを通じて配信する。ちなみに、tvNアジアとは、香港、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、タイ、台湾、ミャンマー、カンボジアの900万世帯に配信するCJ ENMのグローバルチャンネルのこと。
また、ソウル市は10月22日(月)、ソウル市の公式観光情報ホームページ(http://www.visitseoul.net)で、PC用1種、モバイル用2種のBTS壁紙も配信する。誰でも無料でダウンロードすることができる。
一方、ソウル市は、海外に住んでいる外国人が、直接自分の「ソウルプレイリスト」を作る<#myseoulplaylistオンラインイベント>を10月22日(月)から11月11日(日)まで、ソウル市の公式観光情報ホームページ(http://www.visitseoul.net)で実施する。
ホームページに載っているBTSのソウル観光プレイリスト、21本のビデオクリップのうち、お気に入りのアイテムや、自分だけが知っているソウル旅行の豆知識に関する写真や映像を4つ集めて、「私のソウルプレイリスト」を作り、#myseoulplaylistのハッシュタグをつけてSNSで共有すると参加できる。
ソウル市は、イベント終了後、推選で、参加者のうち123人に、ソウルのホテル宿泊券、ディスカバーソウルパス、オンラインギフト券など、多様な景品をプレゼントする。
ソウル市のチュ・ヨンテ観光体育局長は、「世界的なトップスターとなったBTSが、ソウルの魅力と注目の観光コンテンツを世界中に紹介することで、世界の人々の共感を得ることができるだろう。BTSが紹介した『私のソウルプレイリスト』を通じて、世界中の若者たちが自分たちの『My Seoul Playlist』を作りながら、ソウル観光に対する関心を深め、また、その関心が実際にソウル訪問へと繋がることを期待している」という。