西北圏デジタルクリエイティブ拠点都市として造成している上岩洞(サンアムドン)DMC(Digital Media City)における先端企業の入居率が2008年の80%から、今年には94.5%にまで増加したことが分かった。
ソウル市が行った2011年第3四半期「上岩DMC事業推進状況調査」(※調査期間:10.7~10.13)によると、DMC入居企業は計662社、従業者数28,054人、全体の入居率94.5%という結果となった。
ソウル市はDMCにおける企業の入居率が増加した理由として、「便利なアクセス」、「交通インフラの整備」、「入居企業間の協力」、「ソウル市の企業支援政策」などを挙げている。
DMCには仁川国際空港から30分、都心から1時間でアクセスできる道路網があり、最近開通した空港鉄道により仁川空港から42分、ソウル駅から8分の便利なロケーションとなった。
入居している先端企業間の協力および共同プロジェクトの実施によるシナジー効果も入居率を高める重要な要因となった。さらに、ソウル市は企業支援サービスを体系的に行い、中小企業をグローバル企業に成長させるために繰り広げた様々な政策も一役買ったと考えられている。
10月28日(※開場式11.9(水))、DMC初の宿泊施設である最高級のビジネスホテル「スタンフォードホテル・ソウル」がオープンし、先端産業企業だけのDMCに不足していた宿泊・セミナー施設のビジネスインフラが整備されるようになった。
上岩DMCは、15年間放置されていた蘭芝路(ナンジロ)付近の569,925㎡(約17万2千坪)を世界的なメディア&エンターテインメント団地に変身させた都市計画事業であり、2015年まで団地造成の完了を目指している。