ソウルを代表するランドマークとして有名なナムサン(南山)に、「ナムサン(南山)案内センター」が正式にオープンした。
ソウル市は、これまで臨時の案内センターとして用いられてきたナムサン(南山)公園の頂上付近にあるナムサン(南山)ソウルタワー循環バス(01番)停留場前の空間を整備しなおし、「ナムサン(南山)案内センター」としてリニューアルさせた。
ナムサン(南山)は、息づく自然と共にソウルの美しい景観をひと目で眺めることができる場所であり、ソウル市民の休息スペースであるとともに外国人にとっては観光名所として広く知られている場所である。
「ナムサン(南山)案内センター」は、諮問会議とリモデリングを経て、訪問客がより便利にナムサン(南山)を利用することができる空間として生まれ変わった。訪問客を迎えることのできる案内デスクをはじめ、乳幼児連れのご家族が利用することができる家族休憩室&授乳室が設けられているだけでなく、救急事態に備えたAED心臓除細動器及びナムサン(南山)公園の地理と情報をひと目で確認できる案内マップが備えられている。公園を案内するだけでなく、ソウル市全般における観光情報の案内を受けることができるため、訪問客より好評を博している。
ナムサン(南山)案内センターは毎週火曜日~日曜日まで、午前10時から午後6時まで運営されており、月曜日は内部環境整備のため定休日である。
また、車いす利用者も通行できるよう案内センターの左側に車いす専用スロープが緩やかに設けられており、乳幼児連れまたは車いすを利用中の市民がいる場合にはレンタル者の情報を確認後、案内センターでベビーカー及び車いすのレンタルが可能である。
「ナムサン(南山)案内センター」は、市民のボランティアを中心に運営されている。新型コロナの長期化を経て日常回復するに伴い、ナムサン(南山)に訪れる韓国・外国人が増えたことを受けて、案内センターに外国語で意思疎通可能なボランティアを追加で募集・配置した。ボランティアスタッフは、公園を訪問する際に必要な情報を提供することで、公園を利用する上での不便を最小限に減らす予定だ。ナムサン(南山)案内センターで活動するボランティアスタッフは英語、中国語など外国語で基本的な意思疎通をすることができるため、外国人観光客はより快適に案内を受けることができる。