2014年12月6日、ソウル市シンチョン(新村)のヨンセロのスター広場に、物語が詰まった音楽バス「シンチョン(新村)プレーバス(Sinchon Play Bus)」が登場しました。
「シンチョン(新村プレーバス)」は、ソウル市が2階建てバスをリフォームし、シンチョン(新村)の様々な物語を音楽に込めたストリーバスです。1970~80年世代と現代世代が「音楽」と「シンチョン(新村)ストーリー」を媒介として交流・共感できるよう内観・外観を構成し、シンチョン(新村)を訪れる韓国人・外国人観光客に異色かつ新鮮な見どころと観光案内を提供します。
「シンチョン(新村)プレーバス」は、シンチョン(新村)に観光名物をつくろうという2014年のパク・ウォンスン(朴元淳)市長の提案から始まりました。
ヘッドフォンで音楽を聴く2階建てバス、カセットテープを象った入口、フォトゾーン、そしてバスの前面は公演ステージになっています。バスの内部は、シンチョン(新村)の歴史と文化が音楽で演出されており、①ウェルカム・トゥ・シンチョン(新村) ②シンチョン(新村)音楽体験 ③シンチョン(新村)物語、の3つで構成されています。
[ ウェルカム・ゾーン ]
① 観光案内を兼ねた「ウェルカム・トゥ・シンチョン(新村)」:案内デスクと公演・観光広報物を配置するとともに、映像芳名録で楽しい映像を残すことができます。大切な人に伝えたいことを映像に収めたり、電子メールまたは携帯電話で転送したりすることができます。
②シンチョン(新村)で楽しむ音楽体験:専門DJ BOXや思い出のDJ BOXフォトゾーン、個人インターネット放送などで構成されています。懐かしのDJ BOXを再現したDJ BOXは、専門のDJ機材が備えられ、スタジオ専門アーティストらが公演できるほか、個人インターネット放送の空間が設置されており、一般の人がいつでも放送できるようになっています。申込者に限りひとり放送やDJ公演のためのDJ BOXが提供され、普段は楽しいフォトゾーンとして活用される予定です、また、ギャラリー兼音楽鑑賞できる憩いの空間が設置され、約150枚のLPレコードとCDが置かれています。シンチョン(新村)ブルースやハン・ヨンエ、ヘバラギといったシンチョン(新村)ゆかりのミュージシャンやエピロン・プロジェクトやキャスカー、ハン・ヒジョンといったインディーズ・ミュージシャンたちの音楽を聴くこともできます。
③シンチョン(新村)の青春物語:シンチョン(新村)のかつての姿と現在が共存するグラフィック・ウォールなどを通じてシンチョン(新村)の様々な姿が一目でわかります。シンチョン(新村)をモチーフにした大衆音楽を紹介するなど、シンチョン(新村)の過去と現在の物語を伝えます。物語のテーマは、「古いロマンのシンチョン(新村)駅」や「青春の分かれ道、シンチョン(新村)ロータリー」「文化解放区シンチョン(新村)、若者が集まるシンチョン(新村)の大学街」などです。
特に、ヨンセロは、ソウル市で初めて公共交通専用地区に指定された場所で、来年下半期からは歩行者天国が実施される予定です。スター広場を中心に文化芸術公演を頻繁に開いて観光客を呼び込み、周辺の商人と地元住民の願いである地域活性化に適した場所だといえます。
シンチョン(新村)一帯は、1970~80年世代の思い出とロマンが詰まった場所であり、10~20代が訪れる新世代の街でもあります。ソウル市は、地元住民の意見集約や選好度調査などを通じ、シンチョン(新村)の特徴と音楽を融合させ、物語を聴かせる音楽バスというテーマで、「シンチョン(新村)プレーバス」を誕生させました。
[ 体験ゾーン ]
お問い合わせ:☎ 2133-2816