ソウル市は、モンゴルの砂漠化を防止するため、緑豊かな森と伝統造景施設が設置されるモンゴル「ソウルの森」を2012年10月までに造成すると明らかにしました。
モンゴルの首都ウランバートルに造成される「ソウルの森」は、今後韓国をはじめ全人類に悪影響を及ぼしかねない急速な砂漠化による自然災害から次の世代を守るための小さな第一歩であり、2009年5月にソウルで開かれた「第3回C40(世界大都市気候先導グループ)サミット」に続く、国際環境協力プログラムを実行に移す代表的なプロジェクトです。
このためソウル市は、2009年6月招待に応じてモンゴルの首都ウランバートルを公式訪問し、呉世勲ソウル市長とムンフバヤル・ウランバートル市長は、環境問題や経済協力の強化に関する協約を締結しました。
モンゴル「ソウルの森」はどのように造成される? モンゴル「ソウルの森」は、ウランバートル市からバヤンズルク地域内の約670㏊の国立庭園予定地内に約2㏊の規模で造成される予定です。総事業費は約30億ウォンで、「ソウルの森」へと向かう道の一部には韓国の伝統的な造景が造成され、残りの部分には鬱蒼とした森が造成される予定です。
モンゴルの首都ウランバートルの「ソウルの街」も再整備中 これまでソウル市は、世界の主要都市と姉妹都市提携を結び、友好協力関係を象徴する意味合いで姉妹都市に「ソウルの街」を造成してきました。しかしウランバートル市内の「ソウルの街」は、管理の不行き届きで整備が必要だという各界の専門家らの指摘が相次いでいることから、2009年10月28日、モンゴルの首都ウランバートル市の370周年記念行事の日に合わせて整備工事を着工し、今年10月末に完了する予定です。